2006 Fiscal Year Annual Research Report
インターネット提供による発達障害児と教師のための教育診断・ラーニングシステム開発
Project/Area Number |
17530687
|
Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
橋本 創一 東京学芸大学, 教育実践研究支援センター, 助教授 (10292997)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 安紀子 東京学芸大学, 教育実践研究支援センター, 助教授 (70238096)
大伴 潔 東京学芸大学, 教育実践研究支援センター, 教授 (30213789)
池田 一成 東京学芸大学, 教育実践研究支援センター, 助教授 (50293006)
菅野 敦 東京学芸大学, 教育実践研究支援センター, 教授 (10211187)
霜田 浩信 文教大学, 教育学部, 講師 (80364735)
|
Keywords | インターネット / 学習診断 / e-ラーニング / 発達障害 / 特別支援教育 |
Research Abstract |
インターネット環境を利用した発達障害児のための「アカデミックスキル学習の教育診断システム(3分野の学習診断チェックリスト)」と「e-ラーニング支援システム(基礎編・発展編の各3支援プログラム)」を結ぶシステムプログラムの作成をおこなった。 具体的には、検討を加えて更新された学習診断チェックリストとe-ラーニング支援プログラムの試験運用によるデータの統計的な検討を行い、研究協力してくれた対象児例と共同研究者からの意見記述を分析し、対象ユーザーの支援ニーズと、項目や支援プログラムの妥当性について検証した。特に、e-ラーニング支援システムの生活科(社会・自然プログラム)、国語科(文章理解・作文プログラム)、算数科(数量・図形学習プログラム)についての有用性に関する検証を中心におこなった。そこでは、一般的なソーシャルスキルトレーニング(SST)プログラムを、生活科における知識や使用について工夫し、ノートパソコンを利用して、教師と子ども、保護者と子どもがゲーム感覚で遊べるソフトに仕上がるようにコンテンツを作成した。また、国語・算数科プログラムは、主に小学校低学年を対象とした、語彙・文法・語用や計算・文章題・図形問題などを、絵を多用して工夫した。 一方、ホームページ上での運用を目指して、実際的な教育現場への適用を行うために、初年度の研究エリアネットワーク(限られた研究協力校・機関との連携:閉じられたループ)から、広域エリアによるネットワークでの検討を行うためのインターネットセキュリティについて限られた期間と研究協力者のみによるユーザー登録によって試験運用を実施して検討した。
|
Research Products
(5 results)