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2005 Fiscal Year Annual Research Report

注意欠陥多動性障害(ADHD)児への統合的心理社会的治療の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17530691
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNara University of Education

Principal Investigator

岩坂 英巳  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (70244712)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 郷間 英世  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40234968)
玉村 公二彦  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (00207234)
越野 和之  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (90252824)
根来 秀樹  奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (80336867)
KeywordsAD / HD / アスペルガー障害 / ペアレシト・トレーニング / ソーシャルスキル・トレーニング / 学校場面での般化 / 行動療法 / セルフエスティーム
Research Abstract

本研究の目的は、AD/HD児への統合的な心理社会的治療として、(1)地域家族会や学校などで実施できるペアレント・トレーニング(PT)の開発と指導者の育成、(2)学校現場でのソーシャルスキル・トレーニング(SST)の開発と実践、そして(3)これまでの記入式評価尺度に加えて、新たな神経生理学検査によるPTやSSTの効果の客観的評価判定を行うことである。本年度は3年間の研究の初年度として、下記の通り研究を進めていった。
1.学校現場で実施可能なPTを開発し、奈良県と和歌山県の複数の学校教員の協力の下に3グループ実施した。
2.PTの指導者(インストラクター)養成講座を2005年6月19日と25日の2日間にわたって行った。
3.これまで病院で実施してきたSSTを参考にして、奈良市内の1小学校にて現場の教員との連携の下にSSTを2005年6月から2006年2月までかけて行った。
4.新たな神経生理学的検査として、IVA-CPTを購入し、環境設定を調整中である。
5.PTとSSTのプログラム内容をさらに検討・改訂していくために、現在日本で研究者らが実施しているプログラムの原版であるUCLA(米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のFrankel博士の同プログラムを見学し、最新情報を収集するとともに、工夫点などについて討論を行った。また、学校現場での取り組みを学ぶために、ロサンゼルス市のSummit View SchoolとVillage Glen Schoolを見学し、指導を受けるとともに情報収集を行った。
以上の取り組みのなかで、学校現場でもPTやSSTなどの行動療法によってAD/HDの子どもの適応行動を増やすことは有用であり、行動面だけでなく、セルフエスティームなど心理面での成長も期待できることが明らかになってきている。また、病院以外の地域や学校にてこのようなプログラムを行う際には、他の発達障害としてアスペルガー障害のある子どもへの対応も含めることと養成講座などでの指導者育成が急務であることも課題としてあがってきている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] おとなのADHDとは2006

    • Author(s)
      岩坂英巳
    • Journal Title

      そだちの科学 6

      Pages: 80-86

  • [Journal Article] AD/HDのペアレント・トレーニングの実際2005

    • Author(s)
      岩坂英巳
    • Journal Title

      発達障害医学の進歩 17

      Pages: 59-68

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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