2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17530696
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
久野 建夫 佐賀大学, 文化教育学部, 助教授 (80186428)
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Keywords | 教育学 / 栄養学 / 社会医学 |
Research Abstract |
本年度は次の手順で研究を進めた。 1.佐賀県O中学の生徒651名を対象にアンケート調査を行った。(自記式無記名の集合調査法)生活スタイル、食習慣、自己管理スキル尺度を調査項目とし、調査結果を因子分析等の方法で解析した。自己管理スキル尺度の下位項目については、不注意因子(α=.65)、計画性因子(α=.62)、マイナス思考因子(α=.57)、の3因子から構成されていることが分かった。次におやつの内容について分析した。第1因子:ジャンクフード系(α=.70)、第2因子:主食系(α=.67)、第3因子:健康志向系(α=.45)の3因子が抽出された。さらにどんなときにおやつを食べるかを分析した。第1因子:直接誘因(α=.77)、第2因子:状況誘因(α=.65)の2因子が抽出された。生活スタイル、食習慣と自己管理スキル尺度の関連を調べたところ、朝食を食べる頻度が多いほど、計画性因子が高かった(p=0.03)。 2.佐賀県S幼稚園の保育者25名を対象に、特別支援を要する児に対する指導スキルについて、食育を中心に調査した。指導スキルは、保育者の経験年数とともに上昇していた。 3.改正された学校教育法、教育職員免許法における5領域の障害カテゴリーに基づいて、それぞれのカテゴリーごとの食育のあり方について先行研究を収集した。 4.・知的障害の予防について、先天性甲状腺機能低下症マススクリーニングについて報告した。母体ヨード摂取の点が食育と関連をもっていた。・病弱教育に関する研究として、ornithine transcarbamylase deficiencyのたんぱく質摂取の問題を報告した。・障害児医療保障について、児童福祉法における小児慢性特定疾患治療研究事業の位置づけを報告した。・佐賀県内幼稚園におけるアンケート調査の結果に基づき、食育の観点からみた幼児の生活習慣と親の知識・意識の関連を報告した。・改正された学校教育法、教育職員免許法に対応した教員養成カリキュラムのあり方を検討し、報告した。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Late-onset ornithine transcarbamylase deficiency in male patients : prognostic factors and characteristics of plasma amino acid profile.2006
Author(s)
Harada E, Nishiyori A, Tokunaga Y, Watanabe Y, Kuriya N, Kumashiro R, Kuno T, Kuromaru R, Hirose S, Ichikawa K, Yoshino M
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Journal Title
Pediatrics International 48:2
Pages: 105-111
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