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2006 Fiscal Year Annual Research Report

高等教育機関に在籍する障害学生の就労支援とインターンシップに関する調査研究

Research Project

Project/Area Number 17530701
Research InstitutionTsukuba University of Technology

Principal Investigator

石田 久之  筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (50151379)

Keywords修学支援 / 就労支援 / インターンシップ
Research Abstract

平成18年度に行なった,職場定着率,インターンシップ,大学による卒業生フォローアップに関しての調査結果は以下の通りであった。【職場定着率】調査事業所における4年定着率は41.7%,3年定着率は44.4%,2年定着率は73.3%,1年定着率は80.8%で,退職の理由として目の状態によるとした者がいる。進行性の疾患の場合,与えられた業務をこなせなくなる場合もあるが,そのような場合の対処方法を職場へアドバイスできる体制を,卒業させた大学で整えるか,センターを設置し,対応する必要があろう。しかし,どのような場合でも,卒業生と大学との信頼関係が前提となるものであり,これを忘れての教育・指導であってはならない。【インターンシップ】身体に障害を有する学生にインターンシップを行っているかとの質問に対し,調査した46大学において,8大学(17.4%)が何らかの形で行っているとの回答を得た。残り38大学(82.6%)からは行っていないとの回答であったが,内6大学は対象となる障害学生が在籍していないとのことであった。インターンシップ先の開拓は,教官や事務部等大学側によるもの4大学,学生自身によるもの1大学,両者によるもの2大学,その他(不明)1大学であった。実習など,特に現場での支援が必要となる場合は,教員などの人脈を頼りとする,極めて個人的な依頼の中で行なわれることが少なくない。実習先への理解啓発により,公的なルートによる実習学生受け入れの拡大が必要であるが,なかなか整備できないのが実態である。【大学のフォローアップ】視覚障害者を採用した企業・病院・施設あるいは視覚障害者本人に対して,大学がフォローアップを行うことについてどのように考えているかを聞いたが,大学にフォローアップを求める声は,回答の84%を超えており,卒後教育に関する,大学にある各種リソースへの期待は極めて高い事を示している。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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