2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17540003
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
桂田 英典 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (80133792)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹ヶ原 裕元 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (10211351)
長谷川 雄之 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (30287982)
千吉良 直紀 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (40292073)
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Keywords | スタンダードゼータ関数 / Ikeda lift / 保型形式の合同 / フーリエーヤコビ係数 / スタンダードL関数の中心点でのnon-vanishing / Rankin-Selberg zeta関数 / Ikeda予想 / Bloch-Kato予想 |
Research Abstract |
1.Ikeda liftのFourier Jacobi係数に付随するRankin-Selberg級数の具体的表示を求めた(河村尚明氏(北大)との共同研究.) 2.(1)を用いてIkeda liftの周期に関する池田保氏(京大)の予想を半整数重さのジーゲルモジュラー形式の周期の予想に言い換えた.さらに,この半整数重さモジュラー形式に付随するRankin-Selberg型のDirichlet級数の具体型を求めその留数を調べることにより,この予想を特別な場合に解決した(河村尚明氏(北大)との共同研究.) 3.前年度に引き続き,次数が一般のジーゲル保型形式のスタンダードゼータ関数の特殊値と合同の関係について考察した。前年は,1変数保型形式fのIkeda liftと非Ikeda liftの間の合同と、fの関数の特殊値の関係について精密な予想を立て、上に述べた池田氏の予想を仮定してそれを証明した,今年度は,(2)により,ある場合には,その予想を仮定せずに証明することができた.これらの研究成果は2006年11月の白馬での研究集会,および2007年1月の数理科学研究所研究集会で発表した. 4.2次のジーゲル固有形式のスタンダードL関数の中心点でのnon-vanishingについて考察を行った.(松本耕治氏(名大),千田雅隆氏(東北大)との共同研究)
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Research Products
(2 results)