2007 Fiscal Year Annual Research Report
量子遷移過程におけるコヒーレントな長時間相関の検証とその制御のモデル化の理論
Project/Area Number |
17540374
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
小池 文博 Kitasato University, 医学部, 准教授 (90095505)
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Keywords | 計算物理 / 原子・分子物理 / 数理物理 |
Research Abstract |
原子・分子に光をあてると励起され、励起状態は光や電子を放出して崩壊する。近年における実験技術の向上は、中間状態の寿命を超える長時間の量子力学的な相関が光励起過程と崩壊過程の間に存在して、これが観測可能になったことを示した。この事は、光励起状態の生成とその崩壊という二段階過程がその素朴な意味においては成立しないことを意味する。本研究では、二段階過程のモデルがどのように修正・精密化されるべきか明らかにし、励起と崩壊の間の時間相関を制御する方法を探る。 本年度は、下記会議に参加し研究成果の発表を行うと同時に情報の収集を行った。 1 平成19年7月25日より7月31日まで、ドイツのフライブルグ開催された第25回原子電子衝突物理学国際会議(The 25^<th> International Conference on Photonic,Electronic,and Atomic Collisions)に出席してポスターセッションにて下記の原著発表を行った。 Title:Photoabsorption Spectra of Calsium 3p Multiple Shakeup Resonances. Author:M.Koide, F.Koike, et. al. 2 会期中、全てのオーラルセッションとポスターセッションに出席し、情報の収集をおこない、討論に参加した。 3 いくつかの論文を完成し出版した。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] 12007
Author(s)
Fumiko Yoshida, Fumihiro Koike, Satoshi Obara, Yoshiro Azuma, Tetsuo Nagata, Shuichi Hasegawa
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Journal Title
Phys.Rev. A75
Pages: 012714-1-11
Peer Reviewed
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