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2006 Fiscal Year Annual Research Report

統計モデルによる地震活動監視システムの実用化への研究

Research Project

Project/Area Number 17540395
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

島崎 邦彦  The University of Tokyo, 地震研究所, 教授 (50012951)

Keywords地震活動 / 地震発生予測 / 異常検出 / 監視システム
Research Abstract

大地震発生前の地震活動の異常については、これまで様々な研究が行われてきたにもかかわらず、現実には、これらを事前に検知するシステムが実用化されて役立っている例はない。本研究では、異常を検出するシステム、その基盤となる地震発生事前確率の推定、表示システムの3点について、検討した。第一の異常検出では背景活動に着目し、活発化等の異常を検出するシステムを開発した。第二の事前確率の推定については、これまで提案されている8モデルについて、歴史地震活動と比較した。中地震および小地震それぞれの空間平滑化モデル、Frankel(1995)の重みでこれらを重ね合わせたモデル、垣見他の地域区分を用いて、中地震および小地震のそれぞれの地震活動から推定するモデル、損害料率算定会の地域区分モデル、および活断層とGPSデータそれぞれに基づくモデルである。歴史地震データを用いて、それぞれのモデルの尤度を計算した。GPSモデルのように、確率の絶対値の予測が必ずしも良くないものがあるため、モデルの確率をk倍して比較し、尤度が最も高くなるようにkの値を決めた。このようにしてAICを用いて比較した結果、活断層データに基づく人工地震カタログの空間平滑化モデルが最も良い結果を与えることがわかった。データを期間によって二分しても、このモデルは安定して良好な結果をもたらした。第三の表示法については、アニメーションを用いることとし、実際にb値の空間分布などのアニメーションを作成した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Temporal behavior of the background seismicity rate in central Japan, 1998 to mid-20032006

    • Author(s)
      Tsukakoshi, Y., and K. Shimazaki
    • Journal Title

      Tectonophysics 417

      Pages: 155-168

URL: 

Published: 2010-02-01   Modified: 2016-04-21  

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