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2006 Fiscal Year Annual Research Report

「ギガワット級・短パルス・マイクロ波」の輸送とプラズマ生成への応用

Research Project

Project/Area Number 17540466
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

安藤 利得  金沢大学, 自然科学研究科, 助教授 (80212679)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鎌田 啓一  金沢大学, 自然科学研究科, 助教授 (90143875)
Keywords大強度短パルス / プラズマ生成 / 準光学アンテナ / マイクロ波アブレーション
Research Abstract

今年度は研究会や学会等で我々の研究を積極的に広報するとともに、「発生」と「輸送」と「応用」のそれぞれの技術レベルの向上をめざした。
(プラズマの生成)
この研究の主要な応用はプラズマ生成である。プラズマ生成の実験にはできるだけ単純な条件を選びたいため、直線偏光で空間的に一様に近いビームを使うのが理想的である。そのために前年度には準光学アンテナを準備した。今年度は「自由空間」での「プラズマ生成」の予備的実験を行なっている。当初の計画では放物面鏡をさらに用いる計画であったが、放物面鏡を用いると効率がどうしても下がってしまう。現状ではできる限りマイクロ波を最大限に生かすほうが得策である。そのため準光学アンテナから放射された直後のビームを用いることに方針を改めた。プラズマ生成の予備的な実験を行なったところ、減圧すればガスを放電させることができることがわかった。
(アブレーション)
アブレーションに必要なパワーは高く、現状の発振管ではアブレーションを起させるのにギリギリである。よりエネルギー密度を上げるため、発振管の出力をさらに上げる必要がある。また、新しく発振管を設計して、マイクロ波の周波数を高くするか、パルス幅を長くする必要がある。
(発振管)
新しく設計したマイクロ波の発振管を使って出力の向上を計った。しかしながら、新しい発振管では調整が難しく、現状ではまだ以前の発振管の出力を上回っていない。
(輸送)
円形導波管から同軸への変換は応用の自由度を増すものであり、将来的にぜひとも実現したい。「同軸管」への変換器をどのように作成するか検討中である。
(測定)
現在ホーンアンテナや導波管を用いて空間分布等の測定を行なっているが、測定の自由度を増すためにダイポールアンテナを用いた測定を計画中である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 大強度短パルスマイクロ波ビームの発生と応用に向けた研究

    • Author(s)
      栗原智章, 安藤利得
    • Journal Title

      宇宙科学研究本部「宇宙関連プラズマ研究会2006」報告書 Now Printing

  • [Journal Article] Conversion of 5 GHz high power microwave to Gaussian beam with quasi optical antenna.

    • Author(s)
      Tomoaki KURIHARA, Masatoshi OHBAYASHI, Ritoku ANDO
    • Journal Title

      核融合科学研究所研究会「パルスパワーを用いて形成される高エネルギー密度物理の最前線」報告書 Now Printing

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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