2005 Fiscal Year Annual Research Report
RFID技術を利用した注文誘導型生産システムの開発に関する研究
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17560102
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| Research Institution | Keio University |
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Principal Investigator |
中村 善太郎 慶應義塾大学, 名誉教授 (90051599)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 宏和 慶應義塾大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (50195674)
辻 新六 流通科学大学, 情報学部, 教授 (80047498)
稲田 周平 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (60327715)
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| Keywords | 生産システム設計 / 生産管理 / RFIDタグ / 可視化 / 問題発見 |
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| Research Abstract |
顧客の製品嗜好の多様化や製品ライフの短期化に伴い,今日の生産企業には少量多品種の顧客需要に柔軟に対応して生産を行う仕組みが求められている。しかしながら,そこでは,仕掛り在庫の増大や納期遅れの発生,システム自身の肥大化やその管理コストの増大といったことが散見される。
本研究では,このような問題意識のもと,RFIDタグ(無線ICタグ)を活用して,顧客からの"注文情報"と"モノ"とを一体化させ,受注から出荷までの生産プロセス全体を管理して効率的な生産を行うための"注文誘導型生産システム"を提案している。特に,2ヵ年の研究期間のうちの初年度となる平成17年度においては,次のような研究活動を実施した。
1.同一の客先・品種・納期からなる注文を1つのユニットとして,この注文ユニットに基づいて製造プロセス全体のモノの流れを一貫して管理する"注文誘導型生産"の概念提案を行い,この生産方式の実務工場への導入を試みている。これを通じて,注文誘導型生産方式の導入が,製造現場での生産管理に有効に機能し,納期遵守率の向上や工程内在庫の削減に有効であることを検証した。
2.各注文ユニットにRFIDタグを添付して生産管理を行う為のソフトウエア・システムの開発を行っている。この際コンピュータ・システムのネットワーク機能を利用せず,RFIDタグの情報保持機能だけを利用した,よりシンプルで多様な生産プロセスで活用可能なシステムの開発を目指し,このシステムの有効性および問題点についての考察・検証を行っている。
3.更に,RFIDタグによって収集された生産実績のデータ(生産プロセスおける仕掛在庫状況や製造リードタイム等)から,生産効率を低下させている原因(生産プロセスにおける改善課題)を発見するための方法論を考察した。
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Research Products
(5 results)
