2006 Fiscal Year Annual Research Report
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17560111
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Research Institution | Yatsushiro National College of Technology |
Principal Investigator |
豊浦 茂 八代工業高等専門学校, 機械電気工学科, 助教授 (40124151)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 弘之 八代工業高等専門学校, 機械電気工学科, 教授 (90124156)
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Keywords | 精密ベルト研削 / 面だれ / 圧力分布 / 形状精度 / 仕上面粗さ |
Research Abstract |
本研究は面だれが少なく良好な仕上面粗さを有する加工面を、高能率に加工できる精密ベルト研削技術の構築と装置の開発を目的としている。高精度な仕上面を形成するためには、プラテン表面の圧力分布を正確に把握する必要がある。 昨年度の圧力測定では、圧力測定板(アクリル製)のエアー圧力による変形とプラテンに対する位置決め精度が測定誤差の一要因となっていた。本年度は圧力測定板を厚さ10mmの鋼製とし、プラテンとの位置決めをピンで調整するように改良し圧力分布測定の正確さを向上させた。圧力タンク内のエアー圧力を12、15kPa(ゲージ圧)とし、圧力測定板とプラテンの隙間を0.06mmおよび0.10mmと変化させた場合のプラテン上の81点の圧力分布測定を行った。エアー噴出孔上部の圧力が高いこと、プラテン中央部の圧力が高くなることや隙間が大となるにつれ平均圧力が低下することが明らかとなった。また実際の圧力分布と有限要素法による4×4列のエアー噴出孔を有するプラテン表面の圧力分布のシミュレーション結果との対応でも、両者が定性的に良く似た特性を示すことが確認された。 プラテン上に置いた重錘の3点の浮上量を測定し浮上姿勢を調べた結果、測定位置で浮上量に10%の差があったので、可能な限り均一な浮上量が得られるように工夫を重ねた。 誤差の主要因の一つである加工系関連部のクリアランスを極力少なくする作業を続けていたが、スライドベアリングを使用した設計が完了した。次年度は装置を製作し、延性材料であるSS400鋼に対する精密ベルト研削を行い、研削特性を明らかにする。
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