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2006 Fiscal Year Annual Research Report

複数磁極を配置した高推力なリニアバルブアクチュエータの開発研究

Research Project

Project/Area Number 17560219
Research InstitutionToyota national college of technology

Principal Investigator

近藤 尚生  豊田工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (30178420)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山口 健二  豊田工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (10043192)
Keywords高推力 / バルブアクチュエータ
Research Abstract

最初に,高推力なリニアバルブアクチュエータを設計するための資料として,実際に新しく構造を考案して製作したアクチュエータの磁場解析と,実測結果の比較・検証を行った,比較・検証のモデルとして,矩形形状の突歯磁極の数を2〜6個にした円筒状のリニアバルブアクチュエータを考案した。このモデルを有限要素法により磁場解析した結果,磁束は複数の磁極にそれぞれ分散して流れることが分かった.また,対向するアーマチャとステータのそれぞれの突歯の角部に磁束が集中し,複数有る各突歯が磁極になることが確認できた.そして,これら複数の磁極が同時に吸引力を発生して,それらの吸引力が合わされることにより,上記構造のリニアバルブアクチュエータは,高推力が得られそうであることが予測できた.この磁場解析の結果を踏まえて,高推力が得られそうな4個の磁極を持っリニアバルブアクチュエータを実際に試作した.試作したアクチュエータの推力を実測したところ,解析値と実測値はよく一致した.また,試作したアクチュエータは,定格電流で3倍近い推力が発生できそうであることが明らかになった.
最初に試作したリニアバルブアクチュエータは,比例アクチュエータとして使用できる,推力が一定になる動作範囲が約1mmと短かった.そこで,次に,新たな構造のアクチュエータを考案し,アクチュエータの動作範囲を大きくすることを試みた.また,突歯磁極の断面形状を変えて,歯と歯の間隔を小さくして,アクチュエータの小形化も試みた.そのために,実際に設計基礎資料を得るためのアクチュエータを製作し,実験を行った.その結果,新たな構造の突歯形状のアクチュエータは,推力が一定になる動作範囲が約2倍近くに増加した.また,弁本体取付け面積が同じ比例ソレノイドと比較して,長さ寸法がより小形で,大きい推力を発生できることを実証した.

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 多段磁極式電磁比例アクチュエータの試作研究2007

    • Author(s)
      近藤尚生, 日比 昭
    • Journal Title

      日本フルードパワーシステム学会誌 第38巻・第1号

      Pages: 7-12

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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