2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17560238
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
大久保 雅史 Doshisha University, 工学部, 教授 (10233074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 富夫 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (30167150)
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Keywords | ヒューマンインタフェース / 身体性 / 共存在感 / 協調作業支援 / バーチャルリアリティ / インターネット / アバター / ノンバーバルインタフェース |
Research Abstract |
本研究では,対面でのコミュニケーションにおける身体性の共有に着目し,申請者らがこれまでに開発してきたコミュニケーション動作を音声のみから自動生成する音声駆動型インタラクションロボットInterRobotやその電子メディア版である音声駆動型身体引き込みキャラクタInterActorの技術(iRT)を仮想空間でのコラボレーション支援に取り入れ,より円滑にコミュニケーションができる協調作業支援システムの開発を目的としている.これまでに開発している3次元形状評価のための協調作業支援システムにおいては,ユーザの行動を計測する様々なセンサーがユーザのコミュニケーション動作を制限している可能性が高い.そこで,ユーザの身体動作をアバターにそのまま反映すると同時に,ユーザの話しかけによって仮想空間上の相手アバターを音声に基づいて動作させることにより,システムを使用する際にその表出を抑制される可能性が高いノンバーバル情報を補うことで,より円滑に協調作業を支援するシステムの開発を行っている.また,開発したシステムを用いて形状の評価を協調的に行う官能検査の統計的解析とアンケートにより提案システムを評価している, その結果,提案システムが被験者に好意的に受け入れられると同時に,実空間での協調作業よりも自分自身にイニシアティブがあったと答える被験者が多かった.これは,話しかけによって対話者のアバターがうなずく動作をするためであると考えられる.
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Research Products
(4 results)