2007 Fiscal Year Annual Research Report
アナログ集積回路による高度画像処理機能内蔵型視覚センサの設計と実現
Project/Area Number |
17560325
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Research Institution | Suzuka National College of Technology |
Principal Investigator |
川口 雅司 Suzuka National College of Technology, 電気電子工学科, 准教授 (70249803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神保 孝志 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (80093087)
北村 登 鈴鹿工業高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (50149936)
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Keywords | ニューラルネットワーク / 視覚情報処理 / アナログ電子回路 / 特徴抽出 / 神経回路 / 動き検出 / 視覚系 |
Research Abstract |
1.電子回路モデルの実現と評価 アナログニューロデバイスの実現に向け、神経回路や視覚系のメカニズムを解明することは将来の人工網膜等のデバイスの実現に向け重要なものになることが予想される。将来集積化を行った場合部品点数が削減出来るだけでなく、耐故障性に優れている特徴を持つデバイスが実現できる。これは、生体の神経回路網は一部のニューロン、神経線維に欠陥が生じたり断線してもある程度までは正常な出力が得られることによる。また、本回路は隣接素子間のみの結合であり、ハードウェア化容易な構造である。 2.集積回路化への提案 設計・実現した電子回路モデルを基に、生体の視覚系モデルが集積化できるかを検討した。申請したエッチング装置を使用し基板上に配線を行った。測定装置等は申請したディジタルオシロスコープおよびファンクションジェネレータにより実施した。使用素子の選定に関しては研究分担者の神保が担当し、基板設計は研究分担者の北村が担当した。集積化へ向けての設計ツールには現有のレイアウトツールおよび集積回路のCADを用いる。レイアウトツールでは基板設計および基板作成を行いハードウェア化を進めた。基板パラメータ決定の後部品配置を実行する。基板設計では、基板の配線、基板外形の作成、基板層の定義を行った。 さらに。集積化した場合に生じる配線、結合等の問題も考慮する。また集積化したときのシミュレーションも行い、どの程度まで視覚モデルが実現できるかを確認した。現在はまだ実現されていない複雑な図形を検出したり動体の検出・解析を行うデバイスを提案を行った。
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