2006 Fiscal Year Annual Research Report
東海・伊豆地域におけるVHF帯地震電磁現象に関する研究
Project/Area Number |
17560346
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
吉田 彰顕 広島市立大学, 情報科学部, 教授 (50316139)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西 正博 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (30316137)
高橋 茂 広島市立大学, 情報科学部, 助手 (90399296)
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Keywords | 東海・伊豆地域 / VHF帯 / 地震電磁現象 / 自然電磁現象 / 二周波法 / FM放送 / 電磁波 / シンセサイズドFMチューナ |
Research Abstract |
平成17年度に構築した3ヶ所の観測系(粟ヶ岳、奥の沢、新島)はいずれも山上の無人観測点であるが、観測機器を安定に動作させることができ、広島市立大学からの遠隔監視制御により平成18年度も連続して観測でき、2年間データ欠落無く貴重なデータを取得することができた。 粟ヶ岳、奥の沢、新島の各観測系は、相互に見通しエリアが重複するように設置してあるため、各観測点の検出データの変化が、観測点固有の変化か、それとも複数の観測点に共通の変化か、比較検討が可能であり、信憑性の高いデータを取得することができた。 平成18年度は、東海エリアでは特に顕著な地震・火山活動は無く、平穏な期間であったが、観測点ごとに特徴ある伝搬データを取得することができた。これら平穏時のデータは、異常時のデータと比較する際に、定量的な裏づけデータとなる。 3ヶ所の観測系の中では、特に新島観測点において、伊豆大島や伊豆半島での地震・火山活動のモニターを目的として、東京からの伊豆大島越えのFM放送波、静岡からの伊豆半島越えのFM放送波を観測しているが、2年間の連続観測により、海面反射波および季節変動に伴う受信レベル変動特性を定量的に計測することができた。 また、当研究グルーープは東海エリア以外にもVHF帯にて同様の観測を行っており、東海エリアで得られた観測データを他のエリアデータと比較することができ、グローバルな現象、特に太陽活動に伴うフレア現象を検出することができた。 引き続き19年度も観測を継続し、最終年度は3年間分の観測データを整理・解析し、研究成果としてとりまとめたい。
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Research Products
(6 results)