2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17560363
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
深澤 敦司 統計数理研究所, モデリング研究系・特任客員教授 (70292711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滝澤 由美 統計数理研究所, モデリング研究系, 助教授 (90280528)
石黒 真木夫 統計数理研究所, モデリング研究系, 教授 (10000217)
宮永 喜一 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (20166185)
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Keywords | 無線チャネル / 拡散利得 / アイパターン / データ速度 |
Research Abstract |
研究の具体的内容と本年度の成果は以下の通りである。 1.研究の具体的内容 近未来の無線データ通信ではデータの最高速度とともに実効的速度の向上が求められる。 本年度は無線変調方式として広帯域CDMA、無線帯域幅5MHzとしたとき、実現し得るデータ速度と得られる通信品質の関係について方式設計およびシミュレーションによる評価を行った。また、比較のため、OFDM方式で用いられている多値変調方式の特性について検討を行い、本方式の優位性を明らかにした。 2.適応制御画像伝送システムの構成と評価 昨年度の成果に基づき、ベースバンドプロトタイプハードウエアを用いて、ホームページコンテンツおよび高品質静止画(JPEG)、動画(MPEG)の伝送による64,128,256,512kbit/sの伝送特性を確認した。 3.将来型無線帯域の研究 従来の2GHz帯域に代わる将来の無線帯域として、3.5GHz帯(32Mcps)W-CDMA無線装置の設計とハードウエア試作を行い、無線装置の評価を行った。無線帯域幅を30MHzとし、データ速度に対応して折り返しひずみ除去フィルタを挿入し、伝送特性が設計仕様を満たすことを実験により確認した。
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Research Products
(2 results)