2006 Fiscal Year Annual Research Report
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17560402
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Research Institution | Tokyo University of Science, Suwa |
Principal Investigator |
相原 伸一 諏訪東京理科大学, システム工学部, 教授 (70202455)
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Keywords | 米国国債 / フォーワードレート / 放物型確率微分方程式 / 最尤法 / リスク中立測度 |
Research Abstract |
昨年度検証された米国国債のフォーワードレート過程モデルのオンライン同定とそのモデルの拡張を行った。具体的には、昨年度にcubic-spline法を用いて国債データの補間を行い求めた係数や共分散カーネル関数を初期推定値に設定し、時々刻々得られる有限次元のイールドデータより、オンラインでそれらを推定するアルゴリズムの構成方法を考察した。まず未知係数や関数を、状態ベクトルに加え、非線形推定理論を適用し、その後ガウス近似等を用いて同定を行う手法を適用したが、シミュレーション段階で得られた結果は満足のいくものではなかった。そこで近年見直されている粒子フィルターを適応する手法を考案した。本年度は未知パラメータに関する非線形部分の計算に、粒子フィルターを適用しある程度満足のいく結果を得ることができた。さらに本手法を、確率的volatilityの推定問題への応用も試みた。 これらの成果の一部を下記のシンポジウム 1)BFS06(Bachelier Fiance Society 2006 4th World Congress) 2)SSS06(The 38th ISCIE Internationa Symposium) 3)JAFEE06(日本金融・証券計量・工学学会) で公表した。 1)Adaptive parameter Identification for Infinite-dimensional Factor Model by using Particle Filter 2)Recursive Parameter Identification for Infinite-dimensional Factor Model by using Particle Filter 3)On State and Parameter Estimations for Stochastic Volatility from Stock Data by using Particle Filter, Proc.of JAFEE Winter meeting pp.12-24,20071/23
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Research Products
(4 results)