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2005 Fiscal Year Annual Research Report

鋼製橋脚および鋼橋上部構造の疲労設計荷重に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17560429
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

中村 聖三  長崎大学, 工学部, 助教授 (40315221)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 和雄  長崎大学, 工学部, 教授 (30039680)
Keywords疲労設計 / 活荷重補正係数 / 鋼道路橋 / モンテカルロシミュレーション / 大型車混入率
Research Abstract

今年度は,(1)単純桁および3径間連続桁形式の2車線道路協を対象とする車線で大型車混入率が異なる場合の活荷重補正係数,(2)通常の交通流に対する1車線鋼ラーメン橋剛結部の活荷重補正係数に対する検討を行った.
(1)については,特殊な交通流の一例として取り上げたものであり,特に交通量が多い主要幹線道路,あるいは大型車の走行レーンが指定されている高速自動車道などで実際に生じうる交通流を対象としたものである.既往の研究と同様モンテカルロ法を用い,大型車両が車線で均等に走行する一般的な交通流のほかに,車線で大型車混入率の異なる交通流を発生させ,同時載荷係数およびT荷重補正係数(本研究で定義したT荷重補正係数は,一般に用いられているものと異なる)を算定した.両者を比較することにより,各係数に及ぼす大型車走行台数の偏りの影響を検討した.その結果,同時載荷係数に対する車線間における大型車走行台数の偏りの影響(車線大型車走行比の影響)は無視できること,車線モーメント比が1.0より小さくなるにつれて,T荷重補正係数は小さくなることを明らかにした.また,その影響を考慮したT荷重補正係数の算定式を提案した.
(2)については,曲げモーメントに加え軸力も同時に変動する鋼ラーメン橋の剛結部に着目し,車両速度,時間交通量,大型車混入率などの交通流パラメータ,および橋長,橋脚高さ,断面形状パラメータ(断面係数/断面積)などの構造パラメータを変化させ,(1)と同様の方法で一般的な交通流に対する活荷重補正係数を算定した.また,曲げモーメントと軸力をともに考慮した場合と曲げモーメントのみを考慮した場合の比較を行った.その結果,ほとんどの場合活荷重補正係数の算定に曲げモーメントのみを考慮すれば十分であるが,断面形状パラメータが大きくなるとT荷重補正係数の算定において軸力の影響を考慮する必要があることが明らかとなった.

  • Research Products

    (3 results)

All 2006 2005

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 車線間での大型車走行台数の偏りが鋼橋の疲労設計用活荷重補正係数に及ぼす影響2006

    • Author(s)
      酒井康成, 中村聖三, 高橋和雄, 田川拓哉
    • Journal Title

      平成17年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集

      Pages: I-83

  • [Journal Article] 一車線鋼π形ラーメン橋剛結部の疲労設計用活荷重補正係数2006

    • Author(s)
      峰穂高, 中村聖三, 高橋和雄
    • Journal Title

      平成17年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集

      Pages: I-81

  • [Journal Article] 鋼橋の疲労設計用活荷重補正係数に及ぼす車線大型車走行比の影響2005

    • Author(s)
      酒井康成, 中村聖三, 高橋和雄, 田川拓哉
    • Journal Title

      鋼構造年次論文報告集 第13巻

      Pages: 103-110

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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