2005 Fiscal Year Annual Research Report
磁場及び電場による微量な気相成長炭素繊維の複合機能化に関する研究
Project/Area Number |
17560603
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
高橋 辰宏 山形大学, 工学部, 助教授 (60344818)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米竹 孝一郎 山形大学, 工学部, 教授 (30143085)
石川 優 山形大学, 工学部, 教授 (30007190)
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Keywords | 気相成長酸素繊維 / 磁場 / 電場 / 配向 / 複合 / 分散 / 異方性磁化率 / 溶融混合 |
Research Abstract |
「磁場及び電場による微量な気相成長炭素繊維の複合機能化に関する研究」での本年度の研究実績の概要を項目別にまとめる。 1 気相成長炭素繊維の配向基礎特性の検討 (1)マトリックスの均一分散と長さの解析 種々の気相成長炭素繊維のas receivedの状態について、通常は、凝集していて不明確な長さを、ガラス基板上に均一分散させ、末端を明確にさせることで長さと長さ分布の検討した。さらに、溶融混合などで複合化している最中の気相成長炭素繊維の長さの変化についても正確に把握し、混合時間と長さと導電性の関係を定量的に明らかにした。 (2)磁場配向の基礎特性評価 複合体に磁場を印加し、気相成長炭素繊維の配向構造を解析した。種々の気相成長炭素繊維について配向速度などの基礎的知見を得る。これより磁場配向性の指標である異方性磁化率を種々の気相成長炭素繊維について算出し整理した。 (3)電場配向の基礎特性評価 複合体に電場を印加し、気相成長炭素繊維が泳動または配向する挙動の特徴、マトリックス高分子の誘電率や粘度、電場(直流)の相関関係を解析し、泳動と配向の制御を行った。 2 磁場及び電場成形加工装置の開発 配向の動的過程の観察だけではなく、配向した高分子複合体を固体で取り出すことができるバッチ式の装置の開発を行った。1で明らかとなった、磁場、電場での気相成長炭素繊維の配向特性を応用し、配向制御された気相成長炭素繊維・高分子複合体フィルムの作成を行なった。
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Research Products
(5 results)