2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17560702
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Research Institution | Sojo University |
Principal Investigator |
西田 迪雄 崇城大学, 工学部, 教授 (10025968)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永山 邦仁 九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (20040446)
木原 尚 九州大学, 大学院・工学研究院, 助手 (60243911)
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Keywords | 航空宇宙工学 / スポレーション / アブレーション / 惑星大気圏突入 |
Research Abstract |
耐熱防御システムの一種であるアブレーションによる熱防御時に、アブレータから放出されると言われている「スポレーション粒子」の寸法を決定するために、インラインホログラムを用いて粒子径の測定を試みた。使用したアブレータテストピースは(1)カーボンフェノールアブレータ、および(2)グラスファイバー強化フェノール樹脂である。(1)は炭化させたもりで、(2)は炭化させていない。 インラインホログラム用光源としてHe・Neレーザー、ホログラム撮影にはハイスピードカメラ、ならびにフィルムスチルカメラを用いた。 スチルカメラを用いスポレーションの粒子径と予想される数μm〜30μmの既知の径の粒子を撮影し、インラインホログラム方でアーク風洞内の粒子径が計測可能であることを確認した。 アーク風洞によるアブレータ加熱中において輻射環境に影響を及ぼすほどスポレーション粒子が発生していると考えられ、またスポレーション粒子の発生に加熱を受け始めてからの時間も影響していると考えられる。解像度の関係上粒子径を計測することはできないが、粒子の存在の有無を確認するためハイスピードカメラを用いて加熱開始からのスポレーション粒子の放出状況を調べた。時間、空間的に十分な領域を調べたとはいえないが、炭化カーボンフェノールアブレータテストピースでは確認されなかったが、グラスファイバー強化フェノール樹脂ではスポレーションによるものと思われる粒子の存在を確認した。
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Research Products
(4 results)