2005 Fiscal Year Annual Research Report
高解像度熱画像を用いた緑地のヒートアイランド軽減効果の評価手法の開発
Project/Area Number |
17580028
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
山田 宏之 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (80314558)
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Keywords | ヒートアイランド / サーモグラフ / 緑地 / 表面温度 / GIS |
Research Abstract |
1.熱画像データの取得 2005年12月27日11時から11時30分にかけて、ヘリコプターを用いて、南海難波駅を中心とした南北2.5km×東西2.0kmの範囲の可視光および熱画像の撮影を行った。撮影にはデジタルビデオカメラとサーモグラフ(NEC三栄製)を用い、地上600mから動画のスキャン画像を撮影した。撮影後、それぞれの動画から取り込んだキャプチャー画像をコンピューター上でモザイク合成し、それぞれ1枚の可視光画像、熱画像を作成した。これらの画像の地上部での最小分解能を検証した結果、約2mの物まで判別可能であることが分かった。撮影期間中は概ね安定した晴天となり、解析に使用するために支障のない画像を得ることが出来た。 2.現地調査 なんばパークスを中心に、撮影対象地内の代表的な緑地を、樹林地、草地、屋上緑化等に分類して抽出し、それぞれの植物被覆状況、生育状況等の現地調査を行った。また、撮影と同時に地上部での日射量および気温変化の測定(6箇所)も行い地上気性条件の把握を行った。これらのデータと撮影画像との比較検討を行っていく予定である。 3.画像処理および計測 撮影した熱画像はGISデータ化し、コンピューター上で可視光、熱赤外線光画像の合成を行い、表面部材との対比が可能なように処理した。本年度は予備調査であるので、18年度に同一地域を対象に行う予定の、夏季の撮影データと併せて、緑地を中心とした都市内被覆物の部材別の都市大気に対する熱負荷の定量化を行う予定である。
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Research Products
(1 results)