2005 Fiscal Year Annual Research Report
カーブ挽き高歩留りチェーンソーガイド挽き製材システムの開発
Project/Area Number |
17580141
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
横地 秀行 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (60124723)
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Keywords | 機械工作 / 木質工学 / 材料加工 / 林産学 / 農林水産物 |
Research Abstract |
高含水率の原木、生材丸太を帯のこ製材して挽き板をえる。挽き板は気乾含水率まで乾燥させると、収縮異方性により、挽き板は幅方向に湾曲したカップ反り変形が生起する。平滑な板材を得るためには、カップ反りの矢高に相当する厚さをむら取りしなければならない。むら取りの加工除去量を極度に小さくすることを目標に、乾燥後の収縮形状を見こしたカーブ挽き高歩留りチェーンソーガイド挽き製材システムの開発を目指す。カーブ挽き切削に関する基礎的切削性能資料を得ることを目的に、単一平刃で、切込み量(切屑厚さ)を切削条件にとり、ヒノキ材の繊維走行に沿って刃が移動する繊維追従平削りを行い、切削抵抗、加工誤差を調べた。切込み量0.1mmから0.5mmまでは切削抵抗は切込み量に比例し、切込み量0.6mmから1mmまでは切削抵抗はほぼ一定となったが、加工誤差が増大した。カーブ挽き切削でのチェーン歯の最大切込み量は0.5mm以下とした。
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