2006 Fiscal Year Annual Research Report
黄体退行の誘発および退行過程における黄体内細胞の相互作用
Project/Area Number |
17580246
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
T・J Acosta 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (80379718)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 潔 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (40177168)
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Keywords | ウシ / 一酸化炭素 / 発情周期 / 内分泌 / 黄体 / 子宮 / プロスタグランジンF2α / 酸素 |
Research Abstract |
[目的]本研究では、PGF2αを投与し黄体退行を誘導したウシにおいて、血中プロジェステロン(P4)濃度、一酸化窒素(NO)濃度および酸素分圧(PO2)を経時的に調べた。[方法]Day 9(排卵日:Day 0)の雌ウシの卵巣静脈(OV)、頚静脈(JV)および腹大動脈(AA)にカテーテルを装着した。 Day 10に、PGF2α(n=6)または生理食塩水(n=4)を投与し、経時的に血液を採取した(投与2時間前、1時間前、投与直後(0)、投与後0.25,0.5,1,2,4,6,8,10,12時間)。採取した血液中のP4濃度'をEIA、 NO2/NO3(NO代謝物)濃度をGriess法により測定するとともに、血中酸素分圧(PO2)を測定した。 [結果]PGF2α投与によりOVにおける血中P4濃度は2時間以内に減少した。このP4濃度の減少は、 OV、 JVおよびAAにおけるNO濃度の上昇に先行していた。OVにおけるPO2は、JVのpO2よりも高かった。また、OVにおけるPO2はPGF2αの投与により、投与後0.25-4時間において有意に上昇した。卵巣静脈において、pO2が頸静脈より高いこと。 PGF2αの投与によってPO2とNOが急激に上昇する、黄体の機能的な退行においてP4分泌の減少に酸素の関与することを示唆した。
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Research Products
(5 results)