2006 Fiscal Year Annual Research Report
白血病発症におけるE3ユビキチン・リガーゼの機能解析とその臨床応用
Project/Area Number |
17590075
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Research Institution | Hoshi University |
Principal Investigator |
武藤 章弘 星薬科大学, 薬学部, 准教授 (90239468)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 正 星薬科大学, 薬学部, 教授 (00182767)
金田 利夫 星薬科大学, 薬学部, 助教授 (70339521)
木崎 昌弘 慶応大学, 医学部・内科学教室, 講師 (20161432)
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Keywords | 薬学 / 白血病 / 転写因子 |
Research Abstract |
ヒトPML,RARA、PML/RARA発現プラスミドをHEK293T細胞に遺伝子導入した。RARE配列を含むルシフェラーゼ・レポータープラスミドを共発現させ、ルシフェラーゼ活性を検討したところ、PML/RARAにより活性の減弱を認めた。ユビキチンとPML,PML/RARAの結合がみられたことより、ユビキチン化などのタンパク修飾系がレチノイド受容体シグナルによる転写に関与していることが示唆された。 蛋白質のユビキチン化を評価するため、HEK293T細胞にユビキチン発現ベクターを共発現させ、免疫沈降法により評価、あるいは精製蛋白を用いたin vitro assayにより評価を行った CEBPε等の蛋白質修飾(ユビキチン化)を、PML/RARAを持たない急性骨髄性白血病細胞についても木崎博士より供与を受けた細胞株などにより評価を行ったが、PML/RARAを持つNB4細胞と同様にユビキチン化を認めた。 急性前骨髄球性白血病の動物モデルを作製するため、従来の方法でマウスにNB4細胞の移入を行い試みたが、評価可能なモデルマウスを作成することができなかった。
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