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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ゲノムからのペプチド予測に基づいた新規生理活性ペプチドの網羅的探索

Research Project

Project/Area Number 17590214
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

木村 定雄  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (40134225)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 粕谷 善俊  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (70221877)
西山 真理子  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (00092081)
諸井 佳代子  千葉大学, 大学院医学研究院, 助手 (80110352)
KeywordsGタンパク質共役受容体 / GPCR / オーファン受容体 / 生理活性ペプチド / ゲノム構造 / バイオインフォーマティクス
Research Abstract

1.既知ペプチドホルモンの生合成の経験則に基づいて、ヒトゲノム構造からG蛋白質共役型受容体(GPCR)のペプチドリガンド候補を予測するプログラムを開発し、GPCRのペプチドリガンド候補951個を予測し、すべての化学合成を行った。2.それらの合成品を用いて、26種類の種々の細胞を用いた細胞内カルシウム濃度上昇アッセイとモルモット回腸平滑筋およびラット輸精管平滑筋の収縮弛緩アッセイの生物活性の測定を行い、GPCRの新規リガンドスクリーニングを行った。3.その結果、活性をもつ140個のペプチドを検出した。そのうち112個の中および高活性をもつペプチドを再合成して活性の再確認を行い、確実に活性の認められた38個のペプチドについて濃度応答曲線を検討したところ、すべて高濃度(10^<-6>M以上)でのみ細胞に作用するペプチドであった。4.低濃度で活性が出ず、高濃度を用いると強い活性が見られた結果は、用いた細胞の内在受容体あるいは用いたオーファン受容体に候補ペプチドがクロスしてシグナルを生じたと思われ、真のGPCRリガンドではないと推定された。5.これらの高濃度による活性は、低濃度で活性を示す、別な天然リガンドを持つGPCRのリガンド特異性の曖昧さを示すとも考えられるが、10^<-6>M程度で活性を示す、G蛋白質を直接活性化するマストパラン様ペプチドである可能性もあり、その検討も含めた解明が今後必要であろう。6.将来展望として、さらなる改良型のゲノム構造からの候補ペプチド抽出ソフトの開発が必須であり、また、新規スクリーニング法の開発と多数のオーファン受容体を用いた探索ストラテジーとの組み合わせの研究も発見効率を上昇させるために必須と思われる。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Pathophysiology of Tumor Neovascularization.2005

    • Author(s)
      Furuya M, Nishiyama M, Kasuya Y, Kimura S, Ishikura H
    • Journal Title

      Vasc.Health Risk Management 1・4

      Pages: 277-290

  • [Journal Article] RGS4 and RGS5 are in vivo substrates of the N-end rule pathway.2005

    • Author(s)
      Lee MJ, Tasaki T, Moroi K, An JY, Kimura S, Davydov IV, Kwon YT
    • Journal Title

      Proc.Natl.Acad.Sci.USA 102・42

      Pages: 15030-15035

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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