2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17590304
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
小賀 厚徳 山口大学, 医学部, 助手 (90243633)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河内 茂人 山口大学, 医学部, 講師 (80284511)
近藤 智子 (古屋 智子) 山口大学, 医学部, 助手 (30379979)
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Keywords | バーチャル顕微鏡 / バーチャルスライド / tissue microarray / 組織アレイ / CGH / 乳癌 / 病理学 / サーバー |
Research Abstract |
バーチャル顕微鏡画像の取込および画像処理、サーバーからの送信に関し検討した。今まで困難であった対物レンズ40倍を用いた画像の取込再生を実施した。対物20倍の撮影に比し、画素数が約4倍となるため取込や画像処理に要する時間が延長し、ハードディスク占有量割合も大きくなってしまったが質的に十分な画像が得られ、例えば胃粘膜表面に存在するヘリコバクター・ピロリを鮮明にとらえることができた。また、多数の対物レンズ40倍画像を作成し、サーバーから送信することが可能であった。サーバーからの送信に関しては、1台のサーバーから画像コンテンツを約100名に同時送信し、受信側のノートパソコンのスペックが様々であったに関わらずほぼ支障なく画像の閲覧および視野の拡大・縮小・移動が容易であった。また、バーチャルスライドの使用経験について報告した。 Comparative genomic hybridization (CGH)を用いた研究として、臨床肺癌の解析について英文報告した(共著)。さらに培養非癌肝細胞を用いたグロバールなゲノム異常に関する研究(形態、ploidy解析、CGHデータを含む)について英文報告した(共著)。 Tissue microarrayを用いた乳癌の研究について、p53とHER2の発現が相関し、またp27,ER,PgRの発現が相関しさらに、前者群と後者群は逆相関すること、それらを組み合わせることで乳癌がいくつかに再分類される可能性があることを癌学会で報告した。外科の協力を得て、予後調査を含め論文として報告する予定である。
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Research Products
(3 results)