2005 Fiscal Year Annual Research Report
B細胞におけるCD10/NEP24.11の生物学的役割の解明
Project/Area Number |
17590310
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
阿部 正文 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (00045783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野沢 佳弘 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (40208343)
田崎 和洋 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (70244382)
鈴木 理 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00325953)
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Keywords | ヒトB細胞リンパ腫細胞株 / CD10 / NEP24.11 / フローサイトメトリー / ウエスタンブロット法 |
Research Abstract |
ヒトBリンパ腫細胞株11株(びまん性大細胞型Bリンパ腫細胞株2株;HBL-2,HBL-6,バーキットリンパ腫細胞株6株;HBL-1,HBL-4,HBL-5,HBL-8,HBL-9,HBL-10,Bリンパ芽球リンパ腫/白血病細胞株1株;HBL-3,濾胞性リンパ腫細胞株2株;Fl-18,FL-218)のCD10/NEP24.11の発現についてフローサイトメトリーおよびウエスタンブロット法にて検討した結果,ヒトBリンパ腫細胞株11株中7株(HBL-4,HBL-5,HBL-6,HBL-8,HBL-10,Fl-18,FL-218)にCD10/NEP24.11の発現が認められた。リンパ腫細胞に発現しているCD10/NEP24.11が酵素活性を有しているかどうか,CD10陽性Bリンパ腫細胞株FL-218とCD10陰性Bリンパ腫細胞株HBL-2を用いて検討した結果,CD10陽性Bリンパ腫細胞のCD10/NEP24.11は酵素活性を有していることが証明された。また,この酵素活性をin vitroの培養系で阻害しても,リンパ腫細胞の増殖能には有意のある差は見られなかった。さらにCD10/NEP24.11のペプチド基質であるendothelinの受容体の発現をCD10陽性リンパ腫細胞株FL-218とHBL-8を用いて検討したが明らかな発現は認められなかった。
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