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2007 Fiscal Year Annual Research Report

寄成虫感染における白血球遊走性レクチンの構造と機能

Research Project

Project/Area Number 17590371
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

大橋 眞  The University of Tokushima, 総合科学部, 教授 (40128369)

Keywordsレクチン / 好酸球 / Anopheles / キチナーゼ / レクチン / マラリア / ソロモン諸島 / 好中球
Research Abstract

マラリア感染マウス由来の好中球遊走因子IP18の赤血球凝集活性があることが判った。各種めゲルへの親和性の解析や阻害実験から、レクチンとしての機能があることが確認された。このレクチン活性と好中球遊走活性のエピトープの異同に関して、IP18各種トランケートフォーム解析の結果少なくとも凝集活性に関わる部分はC末端に存在するのに対して、好中球遊走活性のエピトープは78-87の分子の中央部分にあることが判った。また、Anopheles唾液や中腸抽出液には、好酸球遊走活性、好中球遊走活性共に存在することを明らかにした。Anopheles唾液の好酸球遊走活性、中腸抽出液の好酸球遊走活性は共に、マラジア流行地住民血清由来のIgGと抗-chitinase IgG共に結合した。このAnopheles由来の好酸球遊走因子について、その性状を調べたSDS-PAGEによる解析の結果では、唾液は、67Kのバンドが最も強く唾液腺では67Kに加えてのバンドが見られた。これまでの研究で、白血球由来の好酸球遊走因子をクローニングし、キチナーゼファミリーの蛋白質であることを明らかにしてきた。そのためにAnopheles由来の好酸球遊走因子の、キチナーゼ関係の蛋白質である可能性を調べるために、抗キチナーゼ抗体を用いたウェスタンブロットによる解析を行った。唾液及び唾液腺は、抗キチナーゼ抗体で67Kのバンドを認識した。また、ソロモン諸島のマラリア流行地住民の血清にも、唾液腺、中腸の抗原の中で67Kのバンドに結合する抗体が最も多いことが明らかになった。また、流行地住民の抗体はキチナーゼ活性を阻害した。キチナーゼはレクチン機能を持っていることが明らかになっているために、マテリア伝搬においても、好酸球遊走性レクチンが関与していることが示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008 2007

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Identification of an eosinophil chemotactic factor from anopheline mosquitoes as a chitinase family protein2008

    • Author(s)
      Makoto Owhashi
    • Journal Title

      Parasitology Research 102・3

      Pages: 357-363

  • [Journal Article] LEDマラリアグログラムーLEDライトボックスによる顕微鏡診断向上と啓発プログラム2007

    • Author(s)
      大橋 真
    • Journal Title

      国際保健医療 22

      Pages: 95-98

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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