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2006 Fiscal Year Annual Research Report

バルトネラ菌由来血管内皮細胞増殖促進因子の分子生物学的解析と臨床応用

Research Project

Project/Area Number 17590396
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

吉家 清貴  鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教授 (70174886)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小田 紘  鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (40107868)
Keywordsバルトネラ / ネコひっかき病 / 血管内皮細胞 / 人獣共通感染症
Research Abstract

Baxtonella henselae分離株の生物活性
ウサギ血液加BHI寒天平板培地上にBHIプロスを重層する培養法(BHI+BHI法)を用いてノラネコの血液より23株のB.henselaeを分離した。全ての分離株の培養上清には内皮細胞増殖促進活性因子が分泌されており、培養上清添加により血管内皮細胞増殖は約2倍に促進した。増殖促進効果は最大3倍を示した。また、好中球に対する走化性誘導能も培養上清は有していることを明らかにした。走化性誘導能に関しては、活性に分離株で差が認められた。
血管内皮細胞増殖促進因子の精製
2次元電気泳動により上記分離株の培養上清中タンパク質のプロファイルを確認した。分子量の大きいタンパクは酸性等電点を、分子量の小さいタンパクは塩基性等電点を示す傾向にあり、全ての菌株培養上清に共通して同程度に認められるタンパク群と、濃度が各株で異なるタンパク群が認められた。また、培養上清をperfusion chromatographyにて分画すると血管内皮増殖促進活性は陰イオンカラムにおける非吸着画分に流出し、血管内皮細胞増殖因子はカラムに対する挙動から塩基性等電点を有する物質であることが推測された。2次元電気泳動によりこの分画には酸性等電点を示す16kDaタンパク、中性等電点を示す80kDaタンパクおよび塩基性等電点を示す小分子量のタンパク群が存在していた。現在、これらのタンパクを精製、濃縮し血管内皮細胞増殖促進活性を確認し、TOF-MS解析を行う準備段階にある。

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Published: 2008-05-07   Modified: 2016-04-21  

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