2006 Fiscal Year Annual Research Report
ヒトサイトメガロウイルスの潜状感染でのゲノム維持機構と転写制御
Project/Area Number |
17590429
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Research Institution | Aichi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
磯村 寛樹 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍ウイルス学部, 主任研究員 (20294415)
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Keywords | ヒトサイトメガロウイルス / エンハンサー / Sp1 / 前初期遺伝子 / BAC |
Research Abstract |
ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)は健康なヒトの体内で潜伏感染しており、造血幹細胞移植後に免疫不全状態になると再活性化し、肺炎、骨髄抑制等の重篤な合併症を引き起こす。そのため、造血幹細胞移植後にHCMVの再活性化を防ぐことは、その治癒率向上のために不可欠である。しかし、HCMVの再活性化機構はその適切なモデル系がないこともあり、全く解明されていない。HCMVの再活性化機構を解明するため、HCMVが増殖(溶解感染)する細胞での基礎的なHCMVの転写機構の解明をHCMVの組換えウイルスを作成することによって試みた。 その結果、 1)主要前初期遺伝子の発現に前祖初期遺伝子エンハンサーはin vivoで重要な役割をにない、さらにTATA boxを含むプロモーターのみではウイルスは増殖できないが、-55に存在するSp1結合部位を含めれば、ウイルスは増殖できる。 2)エンハンサー全体の中で転写開始点を+1として-55と-75に存在するSp1結合部位の効率的なウイルス増殖のために少なくとも1つは必要である。 のことが判明した。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Establishment of a novel foreign gene delivery system combining an HSV amplicon with an attenuated replication-competent virus, HSV-1 HSV-1 HF10.2006
Author(s)
Zhang L, Daikoku T, Ohatake K, Ohtsuka J, Nawa A, Kudoh A, Iwahori S, Isomura H, Nishiyama Y, Tsurumi T.
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Journal Title
J.Virol.Methods 137
Pages: 177-183
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