2005 Fiscal Year Annual Research Report
ライフスタイルと末梢血ゲノムDNA安定性との関連性に係わる予防医学的追跡研究
Project/Area Number |
17590513
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
呂 玉泉 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90362722)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 兼曩 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20143414)
李 卿 日本医科大学, 医学系研究科, 講師 (50250048)
中山 邦夫 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80346197)
戸田 雅裕 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90362714)
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Keywords | ライフスタイル / Health Pract ice Index / Single-cell gel electrophoresis / DNA安定性 / Granulysin / DNA損傷 / 末梢白血球 / 疫学調査 |
Research Abstract |
本研究では職域において約200人の健常者の連続三年間のライフスタイルの変化と末梢血白血球ゲノムDNA安定性の変化の関連性を追跡調査することを目的とする。3ヵ年計画の第1年次である平成17年度の研究概要は以下の通りである。 インフォームドコンセントが得られた202人の男性従業員(20〜60歳)に対し自記式質問紙を用いて調査を行った。調査内容は年齢、身長、職種、喫煙・飲酒・栄養バランスなどの生活習慣状況、既往歴、現病歴、投薬状況、家族病歴等であった。ライフスタイルは森本の八つの健康習慣指数(HPI)を用いてで評価した。良好なライフスタイルを有する対象者は46人(22.8%)、ライフスタイル中庸の対象者は113人(55.9%)、ライフスタイル不良の対象者は43人(21.3%)であった。ライフスタイルの詳細な内容について以下の通りである。 (1)現在喫煙者80人(39.6%)、平均喫煙本数19.8±7.7(標準偏差)、平均喫煙年数23.7±10.3(標準偏差)。(2)ほぼ毎日飲酒している者60人(29.7%)。(3)ほとんど運動しない人者91人(45%)。(4)睡眠時間7時間未満の者128人(63.4%)。(5)一日9時間以上の勤務者93人(46%)。(6)ストレス多いと感じている者69人(34.2%)。(7)6ヶ月前と比較して、体調がよくなったと回答した者12人(6%)、悪くなったと回答した者29人(14.7%)。 各被験者より5ml-15mlの血液を採集し、SCG(Single-cell gel electrophoresis)法でBaseline DNA損傷量を測定した。損傷量を表すTail momentの分布は1.13-1.71、平均値は1.38±0.09(標準偏差)であった。今後、リンパ球内Granulysin濃度抗がん活性指標、ブレオマイシン誘発DNA損傷量、CYP1A1、GSTM1及びXRCC1について測定及び解析を行う予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Effects of alcohol on hemodynamic and cardiovascular reaction in different genotypes2005
Author(s)
Obata, A., Morimoto.K., Sato, H., Takeshita, T., Kawaguchi, H., Koizumi, H., Maki, A.
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Journal Title
Psychiatry Res 139(1)
Pages: 65-72
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