2005 Fiscal Year Annual Research Report
C型肝炎ウイルス持続感染者(HCVキャリア)の病態解明に関する研究
Project/Area Number |
17590514
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
田中 純子 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (70155266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片山 惠子 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (50304415)
吉澤 浩司 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30109954)
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Keywords | HCVキャリア / 健常者集団 / 病態解析 / 自然経過 |
Research Abstract |
C型肝炎ウイルス持続感染者(HCVキャリア)特に、無症候性HCVキャリアの病態の肝病態およびその経時的推移を明らかすることにより、検診その他の契機に無症状で見出されたHCVキャリアの健康管理から治療に至る指針を作成し、肝炎・肝がん対策の基礎資料とすることを目的として、以下の通り実施した。 (1)調査票を作成し、県内20の協力医療機関の肝臓専門外来を担当する主治医に対し、調査票の記載方法について説明した上で、配布した。 調査項目は、HCVキャリアであることが明らかとなった献血日時。性別。年齢。初診時の臨床診断。その後の治療の有無(抗ウイルス療法等の有無)。臨床診断が変化した日時およびその臨床診断。転帰(治癒、転院、死亡の有無およびその日時)。等を中心に調査票を作成した。 (2)調査票を配布してから回収までの期間は、半年程度必要の見込みであったが、配布が年末の繁忙期であることから、回収が遅れる見込みである。 (3)配布後、回収後の調査表データの入力用のデータベースを作成した(テスト途中)。 (4)数施設の回収した調査票のチェックを行い、記載不明の項目については担当する主治医に問い合わせを行いながら、順次、回収された調査票の入力作業を行っている。 以上の経過をふまえ、最終年度となる来年度は、調査表データの解析および、その成績の評価を行う予定である。なお、県内20の協力医療機関の担当肝臓専門医とC型肝炎ウイルス、HCVキャリアの病態に関するミーティングを順次個別に持ち、本研究の意義、調査票の記載方法等について再確認を行っている。
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