2005 Fiscal Year Annual Research Report
病院前救急医療システムの時間的空間的効率化に関する研究
Project/Area Number |
17590548
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
大重 賢治 横浜市立大学, 医学部, 助手 (50343398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栃久保 修 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30046099)
久保田 勝明 独立行政法人消防研究所, 基盤研究部, 研究員 (90358797)
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Keywords | 病院前救急医療 / 効率性 / 地理情報システム / 救急車 |
Research Abstract |
研究の目的 本研究は、増え続ける救急車搬送需要に対応するための効率的な救急隊の配備について検討することを目的としている。本研究では、効率的な救急隊の配備について、横浜市を調査対象地域とし、地理情報システム(GIS)を用いた検討を行う。 本年度の研究実施状況 1 研究に必要な情報の収集 (1)横浜市の救急隊の活動に関するデータを数年分入手した。 (2)横浜市の地理情報(道路情報含む)を入手した。 2 分析モデルの作成および分析のためのコンピュータプログラミング 救急事象発生場所から救急車待機施設(複数箇所)までの、距離、到達所要時間を計算できるようコンピュータのプログラミングを完成させた。また、ある特定の救急車待機施設から任意の時間における到達可能区域を地図上で表せるシステムを構築した。これらの分析プログラムは、地理情報システムArcGIS Network Analystを基本として組み立てたものである。 3 進捗状況 現在、構築した分析プログラムを用いて、実際の救急車出動の実績記録をもとに、効率的な救急隊の配置について時間的および空間的な分析を行っている。また、現在、救急車に先立って消防車が出動することが横浜市を含めて幾つかの自治体で検討されていることから、救急車だけでなく消防車が出動した場合の効率性についてもシミュレーションを行っている。今年度は、こういった分析、シミュレーションを大まかに行ったが、次年度は、この分析プログラムに改良を加えた上で、詳細な分析を行う。
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Research Products
(3 results)