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2006 Fiscal Year Annual Research Report

身体障害者および精神障害者のライフコースと障害受容に関する比較研究

Research Project

Project/Area Number 17590558
Research InstitutionUniversity of Human Arts and Sciences

Principal Investigator

藤城 有美子  人間総合科学大学, 人間科学部, 講師 (40318283)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 城川 美佳  東邦大学, 医学部, 助手 (10177785)
Keywords身体障害 / 精神障害 / 障害受容 / ICF / 質的研究
Research Abstract

本年度は下記のことを行った.
1.研究代表者交代および研究分担者構成変更のため,諸手続を行い,保管データの移管や,本研究に使用するための既遂の調査関連資料について,分別・廃棄を行った.
2.精神障害者への追加調査を予定したが,施設および当事者の参加・協力同意が得られなかった.
3.質問紙調査結果のフィードバックのための資料を作成した.
4.面接調査のデータを電子化した.
5.面接調査のデータ(プレ・インタビュー)を,Long Interview法を用いて解析した.
6.身体障害者及び精神障害者のデータベース(質問紙調査分)を統合し,ICF(国際生活機能分類)の項目に基づいて分析を行った.研究成果を学会にて報告した.
精神障害者においては,医療とコーディネイトのサービスの必要度が高かった.医療・福祉・コーディネイトでは,対処していない人はした人よりも満足度が低く,対処の有無が満足度に影響していた.
身体障害の原疾患としては外傷性脊髄損傷を,精神障害の原疾患としては統合失調症を取り上げ,社会参加満足度について比較した.両障害はいずれも成人後の中途障害である点で共通している.両障害とも,参加満足度には参加制約度が関連していた.脊髄損傷では「現年齢」が参加満足度の複数の項目と関連していたが,統合失調症では関連が見られなかった.また,脊髄損傷では参加満足度の全項目(健康管理・移動・交流・情報交換・家族役割・夫婦異性関係・仕事・金銭管理・地域活動・教育)に参加制約度が関連していたのに対し,統合失調症の「健康管理」では活動制限のみが関連していた.「健康管理」の参加制約度は両障害で有意差がなかったが,参加満足度には差が見られ,また,満足度に関連する要因も異なっていることが示された.
なお,本研究では個人情報の保護に十分な配慮を行った.

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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