2006 Fiscal Year Annual Research Report
過敏性腸症候群の原因としてのCHRM3およびβ3AR遺伝子多型の研究
Project/Area Number |
17590671
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
千葉 俊美 岩手医科大学, 医学部, 講師 (40254784)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
折居 正之 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (00158833)
菅井 有 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (20187628)
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Keywords | 過敏性腸症候群 / CHRM3 / β3AR / 遺伝子多型 |
Research Abstract |
消化管機能疾患外来にて患者診察を行いながら、RomeII基準を用いて診断得られた過敏性腸症候群患者を厳選し、同意を得られた患者より血液検体を採取し、末梢血液中のゲノムDNAを抽出している。検体は匿名化しプライバシーの秘守に全面的に配慮して実施している。また、PCR増幅装置としてGold96-Well GeneAmp PCRシステム9700を設置し、現在CHRM3およびβ_3 ARプライマーの購入に入っているところである。検体数はコントロール群も含めて100例を越えており、今後は、現在収集している検体をもとにCholinergic receptor muscarinic 3(CHRM3)およびβ3-adrenoceptor(β_3 AR)遺伝子polymorphismの検出を試みることとしている。さらに、平成19年度は、過敏性腸症候群を含む機能性機能異常症や遺伝子検索に基づく論文発表を行いながら、本研究の遂行中である。
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