2006 Fiscal Year Annual Research Report
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17590690
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
芳川 一郎 産業医科大学, 大学病院, 助教授 (60210655)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久米 恵一郎 産業医科大学, 医学部, 講師 (20320351)
大槻 眞 産業医科大学, 医学部, 教授 (00030916)
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Keywords | 胃食道逆流症 / チューインガム |
Research Abstract |
1)チューインガムの作成 市販のチューインガムと同等の重量および成分であるチューインガムを作成した。重量は3gとし、成分はガムベース26%、キシリトール41%、パラチニット26%、還元麦芽糖水あめ3%、軟化剤2%アスパルテーム0.1%以下、香料2%である。 2)研究に用いたチューインガム コントロールガム、重炭酸250mg含有ガム、炭酸カルシウム250mg含有ガム 3)チューインガム使用時の唾液の採取 1.基礎分泌 - 5分 2.ガム刺激後分泌 -0-1、1-2、2-4、4-6、6-10、10-15、15-20、20-25、25-30分 4)採取した唾液の検討項目 1.唾液量 2.pH 3.酸中和能(本研究ではpHを4に低下させるために必要な0.1NHClの滴定量を酸中和能と定義した。) 5)結果 1.重曹あるいは炭酸Ca含有ガムにより唾液の量・pH・酸中和能は上昇した。 2.重曹含有ガムのそれらの効果は炭酸Ca含有ガムに比し持続時間が長かった。 3.炭酸Ca含有ガム使用時の唾液の酸中和能上昇効果は強いがきわめて短時間の作用であった。 4.ガム使用により0-10分、0-30分の総酸中和能は上昇した。 5.重曹あるいは炭酸Ca含有ガムはコントロールガムよりもり0-10分、0-30分の総酸中和能上昇効果が強かった。 6)チューインガムの味について 1.重曹250mg含有ガムは、少し変わった味だが十分使用できる。 2.炭酸Ca250mg含有ガムは、少し粉っぽいが十分使用できる。
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