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2006 Fiscal Year Annual Research Report

膵臓腺房細胞における遺伝子修復機構と転写制御機構

Research Project

Project/Area Number 17590694
Research InstitutionInstitute for Developmental Research, Aichi Hunan Service Center

Principal Investigator

稲熊 裕  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 神経制御学部, 主任研究員 (10250250)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡辺 貴美  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 研究企画調整科, 研究助手 (50393145)
KeywordsSUMO / 膵臓 / 腺房 / ユビキチン様蛋白質 / TTRAP / UBC9 / FOXP2
Research Abstract

我々はこれまでの研究で、SUMO-1およびSUMO-2が膵臓には他の臓器に比べ多量に存在することを見いだしその意義について検討をおこなってきた。SUMO-2をbaitとしてTwo-hybridスクリーニングを行い相互作用する蛋白質としてTTRAPを同定した.TTRAPはAPエンドヌクレアーゼ様の構造を持ち、精製した蛋白質は弱いAPエンドヌクレアーゼ様酵素活性を示した。さらに様々な相互作用の研究からFOXP2がTTRAPおよびUBC9と相互作用することを見いだした。FOXP2は転写調節因子で各種臓器において発現することが知られ、我々も膵臓において発現することをウェスタンブロットで確認した。今回このFOX蛋白質をSUMO化のモデル蛋白質として大腸菌内SUMO化システムを利用してSUMO化サイトを同定し、SUMO化が転写活性能に与える影響について検討した。マウスFOXP2内には3カ所のSUMO化サイトが予想され、各サイト(K74、K274、K673)のリジンをアルギニンに置換しSUMO化蛋白質の生成を調べたところ、K673Rに置換したときにのみSUMO化が起こらなかったことからこの部位が標的であることがわかった。また、FOXP2が結合することが知られているCC10遺伝子発現調節領域を組み込んだレポーター遺伝子を使って、野生型とK673R型FOXP2の転写抑制能を比較したところK673R型は野生型よりも強く転写活性を抑制し、FOXP2のSUMO化はDNA結合能に影響することが示唆された。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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