2007 Fiscal Year Annual Research Report
尿酸トランスポーター欠損マウスを用いた運動後急性腎不全の発症メカニズムの解明
Project/Area Number |
17590843
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Research Institution | Kyoritsu University of Pharmacy |
Principal Investigator |
細山田 真 Kyoritsu University of Pharmacy, 薬学部, 准教授 (00291659)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市田 公美 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (80183169)
森崎 隆幸 国立循環器病センター研究所, バイオサイエンス部, 部長 (30174410)
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Keywords | 尿酸 / トランスポーター / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
ホモ接合型ノックアウトマウスの腎機能の解析 一日尿量はwild体control(C)群:0.55±0.22mL、3%oxonate(Oxo)投与群:0.82±0.52mL、ノックアウト(KO)体C群:2.80±0.67mL、Oxo群:1.98±0.81mLと、KO体で有意に上昇していた。血漿クレアチニン濃度は、wild体C群:0.143±0.04mL/dL、Oxo群:0.11±0.02mL/dL、KO体C群:0.16±0.08証/dL、Oxo群:0.13±0.05mL/dLと有意差は認めなかった。血漿尿酸濃度はwild体C群:0.32±0.06mL/dL、Oxo群:0.92±0.22mL/dL、KO体C群:0.65±0.21mL/dL、Oxo群:0.81±0.31mL/dLと、wild体ではC群に比べOxo群で有意に血清尿酸濃度が上昇したが、KO体ではc群とOxo群の間に有意差を認めなかった。尿中クレアチニン-日排泄量は、wild体C群:0.35±0.15mg、Oxo群:0.50±0.28mg、KO体C群:1.67±0.41mg、Oxo群:1.00±0.29mgと、KO体の両群で有意に上昇していた。尿中尿酸一日排泄量はwild体C群:0.21±0.08mg、Oxo群:0.64±0.37mg、KO体C群:0.73±0.17mg、Oxo群:0.63±0.46mgとなり、wild体では3%oxonate投与により有意に尿中尿酸一日排泄量が増加したが、KO体では3%oxonate投与でも増加を認めなかった。クレアチニンクリアランスを比較したところ、各群で有意な差はみられなかった。尿中尿酸排泄率(FEua)を比較したところ、wild体ではC群に比べOxo群でFEuaの減少傾向を認めたが、KO体ではC群とOxo群の問に有意差を認めなかった。
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