2005 Fiscal Year Annual Research Report
ニューロンの酸化的リン酸化と活性酸素種産生におよぼすアミロイドβの影響
Project/Area Number |
17590892
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
佐藤 秀樹 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (60296556)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 貴人 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30365233)
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Keywords | アミロイドβ / 酸化的リン酸化 / ミトコンドリア / 活性酸素種 / ニューロン / 一酸化窒素 / 酸化ストレス / dichlorofluorescein |
Research Abstract |
まずアミロイドβがニューロンの代謝に与える影響、とりわけ解糖系vs酸化的リン酸化の変化に注目して酵素活性、代謝率、NADPH含有量の変化、抗酸化物の含有量の変化などを評価した。 ニューロンおよびアストログリアのアミロイドβへの曝露としては、Aβ_<1-42>を含んだメディウムで細胞を培養した。2μMのAβ_<1-42>で4日間反応させ、解糖系、酸化的リン酸化、ROS産生を評価した。Depositを形成していないAβ_<1-42>そのものからはROSは産生されないとの報告もある。メディウム中に各種ROS産生系を加えることでアミロイド障害性をモデル化し、ニューロン、アストログリアの解糖系、酸化的リン酸化、細胞内でのROS産生を測定した。また、アミロイドの沈着を促す条件(globular Aβ)での測定を試みている。 ROSの測定方法として、蛍光色素による測定を行う。Superoxide anionの測定としてhydroethidine (HE)、hydroxyl radicalおよびhydrogen peroxideの測定としてdichlorofluorescein (DCF)、nitric oxide (NO)の測定として4,5-diaminofluorescein diacetate (DAF-2 diacetate)を用いている。Xanthine/ xanthine oxidaseによるsuperoxide産生系、hydrogen peroxideとperoxidaseによる反応、各種NOドナー化合物を利用して、蛍光色素の感度、選択性、キャリブレーションを行う。今後は古典的なROSの測定法を併用していく。Cytochrome C還元法、Griess反応、spin-trap法などである。
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Research Products
(3 results)