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2005 Fiscal Year Annual Research Report

糖尿病ラットバルーン傷害におけるp38活性阻害による内膜肥厚と糖代謝への効果

Research Project

Project/Area Number 17590913
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

富永 真琴  山形大学, 医学部, 教授 (90107194)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 五十嵐 雅彦  山形大学, 医学部, 助教授 (70272078)
Keywords糖尿病 / 動脈硬化症 / p38 / FI167653 / バルーン障害 / 血糖 / Wistar fatty / Wistar lean
Research Abstract

#ラット頸動脈内膜肥厚モデル
12週齢のWistar Fatty rat(WF)とlittermateのWistar Lean rat(WL)にp38活性阻害薬であるFR167653を30mg/kg/日で経口投与した後,2FrのForgatyバルーンカテーテルでラット左総頸動脈内膜肥厚モデル作製[WFとWLの各々でコントロール群,FR167653群の計4群で(n=10ずつ)]を終了し,preliminaryながら以下のような結果を得た。
1.病理標本
(i)内膜/中膜(I/M)比を計算(エラスティカ染色で内弾性板を境界)
WLでのI/M比は,FR167653の投与によりコントロール群に比べ低下傾向を示した.また,WFのコントロール群のI/M比は,WLのコントロール群に比べ高値を示したがFR167653の投与によりコントロール群に比べ低下傾向を示した。
2.血糖値の推移
血糖値は,WLのコントロール群とFR167653群では差が見られなかった,しかし,WFのFR167653群では投与後3日目よりWFのコントロール群に比べ血糖値の低下を認めた。
3.血圧と心拍数
WFとWLのコントロール群に比べ,FR167653群では有意な低下が見られた。
#ラット大動脈のexplant法によるoutgrowth率
12週齢のWistar Fatty rat(WF)とそのlittermateのWistar Lean rat(WL)にFR167653を30mg/kg/日で経口投与した後,ラット大動脈を無菌的に摘出し大動脈中膜ブロック切片の作製[WFとWLの各々でコントロール群,FR167653群の計4群で(n=10ずつ)]し,培養フラスコに貼り付け10日間培養して切片からのoutgrowth率を測定したところ,preliminaryながらI/M比と同様に,WLでのoutgrowth率は,FR167653の投与によりコントロール群に比べ低下傾向を示した.また,WFのコントロール群のoutgrowth率は,WLのコントロール群に比べ高値を示したが,FR167653の投与によりコントロール群に比べ低下傾向を示した.

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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