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2005 Fiscal Year Annual Research Report

脳血内皮細胞から同定された二つの新規遺伝子(BECDG-1,2)の機能

Research Project

Project/Area Number 17590916
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

龍野 一郎  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (80282490)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 齋藤 康  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50101358)
佐伯 直勝  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30143275)
野口 義彦  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (40375655)
Keywords脳血管内皮細胞 / 新規遺伝子 / BEC-1 / mouse tumor candidate 5 / 脂肪代謝
Research Abstract

脳血管系は他の血管系と異なり血液脳関門を形成するなどその特異的な形質が脳血管内皮細胞(Brain Endothelial Cell ; BEC)によって制御を受けている。そこでBECに特異的に発現する遺伝子を大動脈内皮細胞とのSuppression Subtractive Hybridization(SSH)を用いて解析し、脳血管内皮細胞由来遺伝子1(Brain Endothelial Cell Derived Gene-1:BEC-1)をクローニングした。【材料と方法】SSHにてBECに優位に発現する遺伝子を解析、新規遺伝子配列から腎のテンプレートを用いてRat Marathon-Ready(RACE法)によりクローニングした。推定されるアミノ酸配列から抗体を作成し、ウエスタンブロット法によって蛋白発現を解析した。【結果】BEC1はmRNAの全長3410base pairでopen reading frameは522、173個のアミノ酸からなると推定された。BEC-1はmouse tumor candidate 5(TUSC5)遺伝子と97%、ヒトLOST1遺伝子と85%の相同性があり、rat TUSC5であると考えられた。RT-PCRによるmRNAおよびウエスタンブロット法により蛋白発現の解析から、BEC-1は全身の諸臓器に発現を認めたが、特に脂肪組織に高濃度で、副腎でも比較的多い発現を認めた。【考察】BEC-1の発現解析から、脂肪代謝の重要な制御因子であることが示唆された。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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