2005 Fiscal Year Annual Research Report
酵母におけるグルコース効果調節因子GID複合体のヒト相同体に関する筋細胞での機能
Project/Area Number |
17590944
|
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
上田 敦久 横浜市立大学, 附属病院, 準教授 (60295483)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 猛 横浜市立大学, 医学部, 準教授 (90275066)
|
Keywords | GID複合体 / CTLHドメイン / グルコース効果 / プロテオリシス / RanBPM / ARMC8 |
Research Abstract |
本研究では酵母におけるグルコース効果調節因子GID複合体のヒト相同体に関し解析し以下の結果を得た 1)酵母S.Cerevisiaeのグルコース調節因子GID1のヒト相同蛋白RanBPMに対する抗体を用いて免疫沈降を行い共沈した蛋白をLC-MS/MSにより同定したところ、GID2,5,7,9のヒト相同蛋白であるp44 CTLH, ARMC8,Muskelin, p48EMLPが確認された。 2)RanBPM, p44CTLH, p48EMLP, Muskelin, Twa1,ARMC8α,ARMC8β間の結合様式に関して、双方を共発現させた条件で免疫沈降法により結合を解析した。P44CTLHはN末端よりLisHドメイン、CTLHドメイン、CRAドメインが確認されているが、ARMC8αとの決合にはCTLHドメインが必要十分な領域であった。CTLHドメインはRanBPM, p44CTLH, p48EMLP, Muskelin, Twa1各々が有しており、CTLHドメインとARMC8α,ARMC8βの結合が複合体形成に重要と考えられた。Ran8PM, p44CTLH, p48EMLP, Muskelin, Twa1のCTLHドメイン蛋白間の結合も確認された。特にRanBPMとMuskelin, Twa1間の強い結合が確認された。これらCTLH蛋白間の結合はCTLHドメイン以外の部位を介する結果が得られている。 3)ARMC8が複合体形成に重要な蛋白であることが判明し、この蛋白をbeitにYeast-Two-Hybrid法を用いた結合蛋白のスクリーニングを行なったところ、予想どうりTwa1が単離された。興味深いことにEndosome/Lisosome系のプロテオリシス制御因子であるHrsも結合蛋白として単離された。この結合は免疫共沈法でも確認され、Hrsのユビキチン結合部位であるUIMを介することが判明した。Proteosomeのユビキチン結合蛋白であるRpn10のUIMもARMC8と結合することが判明した。
|
Research Products
(4 results)