2006 Fiscal Year Annual Research Report
C型ナトリウム利尿ペプチドの成長板軟骨肥大化作用を用いた展開医療研究
Project/Area Number |
17590958
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小松 弥郷 京都大学, 医学研究科, 非常勤講師 (40322648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八十田 明宏 京都大学, 医学研究科, 助手 (50378642)
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Keywords | ナトリウム利尿ペプチド / グアニル酸シクラーゼ / 内軟骨性骨化 / 軟骨無形成症 / 成長因子 |
Research Abstract |
1-1.SAPプロモーターを用いて肝臓でCNPを過剰発現、分泌するCNPトランスジェニック(SAP-CNP-Tg)マウスの成長板軟骨、低身長に対する影響 SAP-CNP-Tgマウスの作成、解析に関しては、初年度に終了し、今年度は低身長モデルであるCNP遺伝子欠損マウスの成長板軟骨、長官骨、四肢、体幹の伸長に対する影響を検討した。まず、SAP-CNP-TgマウスとCNP遺伝子欠損マウス(CNP KOマウス)の交配することよりSAP-CNP-Tg/CNP KOマウスを作成してCNP KOマウスの血中CNP濃度を上昇させその効果を確認した。その結果、その巨視的な表現型として、CNP KOマウスにみられた四肢長管骨、体幹の伸長障害が著しく改善し、さらに組織学的検討にてその成長板軟骨の幅の改善が証明された。 1-2.合成ペプチドCNPの野生型マウスへの投与の影響の検討 さらに、合成ペプチドCNPの野生型マウスへの投与の影響の検討に関しては、初年度に得られた成果をもとに、野生型マウスにCNPを体外から投与し、その四肢長管骨、および体幹の伸長促進を確認した。また、組織学的検討にて、成長板軟骨幅の拡大が示された。 2.低身長populationにおけるCNP/GC-B系遺伝子変異の検討 軟骨無形成症を含む四肢短縮型低身長患者および、健常人ボランティアにおいてCNP/GC-B系遺伝子の検討についても、現在その準備を進めている。
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Research Products
(4 results)