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2005 Fiscal Year Annual Research Report

造血支持骨髄間質細胞の機能分子の解析

Research Project

Project/Area Number 17590977
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

亀岡 淳一  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30261621)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 伸一郎  東北大学, 病院・助手 (40375069)
佐々木 毅  東北大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50110656)
Keywords造血 / 骨髄 / siRNA / heat shock protein
Research Abstract

申請者らは以前に、SV40T抗原を導入したトランスジェニックマウスより多数の骨髄間質細胞株を樹立した。これらの間質細胞株は、コロニー形成を支持する造血前駆細胞のlineageにおいて明瞭な選択性を示した。この選択性を規定する分子を同定するために、まず赤芽球コロニー形成を支持する細胞株3種類と支持しない細胞株3種類を選択し、DNAマイクロアレイ法を用いて解析した。その結果得られた候補遺伝子のうち、前回、Tenascin-Cが赤芽球造血に重要な役割を果たしていることを証明して報告した(Experimental Hematology,2006,in press)。今回、DNAマイクロアレイ法で選び出されたもう一つの候補遺伝子Xの解析を行った。
候補遺伝子Xは、2810021G24で、アミノ酸配列を調べたところ、既知のheat shock protein B2(HSPB2)の中間の93アミノ酸を欠損した配列と一致していることが判明した。過去に、HSPB2を近接したαB-crystallinと合わせてノックアウトしたマウスの報告があり(Am J Physiol Heart Circ Physiol 286:H847-855,2004)、10ヶ月以降に原因不明の死因で100%死亡しているが、血液学的検索はなされていなかった。今回、まず2810021G24に対するsiRNAを作成し、TBR9に導入し発現量を定量PCRにて調べたところ、コントロールsiRNAと比べて59%の抑制が得られた。このsiRNAを添加することによってTBR9細胞株においての赤芽球コロニー形成能の低下が認められ、2810021G24の赤芽球系造血への関与が示唆された。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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