2005 Fiscal Year Annual Research Report
CD45陰性造血細胞(CD45^-CD34^-CD38^-Lin^-細胞)の解析
Project/Area Number |
17591015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
緒方 清行 日本医科大学, 医学部, 助教授 (20169171)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 秀人 日本医科大学, 医学部, 助手 (70256949)
辻 孝 東京理科大学, 基礎工学部, 助教授 (50339131)
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Keywords | 骨髄異形成症候群 / 白血病幹細胞 / CD45 / CD7 |
Research Abstract |
骨髄異形成症候群(MDS)において、CD45陰性芽球が検出されることを確認しその機能について報告した(Ogata K et al., Stem Cells.23.619-630.2005)。現在までの検討ではCD45陰性芽球に明確なin vivoでの白血病幹細胞活性は見い出されていない。しかし、MDS細胞の増殖能は元来不安定であるため、通常のin vivo assay系で活性が検出できなくても、幹細胞である可能性がある。一方、今回の研究過程で、一部のCD45陰性細胞はCD7を発現していることを見い出した。そこで、MDS芽球についてCD7の発現の有無と細胞増殖能やアポトーシスとの関連を検討したところ、CD7陽性芽球はCD7陰性芽球に比べ増殖力が高い傾向を示した。 現在、CD45陰性でCD7陽性である芽球が幹細胞活性を持つ可能性も考えながら、CD7陽性芽球とCD7陰性芽球の性状比較を行っている。 また、これらの幹細胞研究を通じて深めた理論的考察から、「骨髄系の分化能を持ちながら自己複製能を持つ」従来の定説とは異なる幹細胞が人間に存在し、MDSや急性骨髄性白血病ではこの「骨髄系幹細胞」が腫瘍化しているのではないかと考え、その概念を発表した(Satoh C, Ogata K. Leuk Res.2006 30:491-495)。
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Research Products
(2 results)