2005 Fiscal Year Annual Research Report
造血幹細胞への遺伝子導入による遺伝性好中球減少・機能不全に対する遺伝子治療
Project/Area Number |
17591093
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
井原 健二 九州大学, 大学病院, 助手 (80294932)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楠原 浩一 九州大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (20243941)
曽田 泰 東京大学, 医科学研究所分子療法分野, 助手 (00361618)
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Keywords | 移植・再生医療 / バイオテクノロジー / 臨床 / 遺伝子 / 再生医学 |
Research Abstract |
単一遺伝子異常に起因して骨髄細胞のいずれかの系列の細胞増殖が低下しており、正常な遺伝子の導入により細胞の分化増殖が正常化すると予想される疾患を対象として、遺伝子治療へ向けた遺伝子導入システムと導入された骨髄細胞の機能評価システムを確立することを目的とし研究を進めた。先天性好中球減少症を対象疾患とし、glucose 6-translocase(G6PT)遺伝子異常に起因する、糖原病1b型に合併する好中球低下症、好中球機能不全の改善を目的とした研究を行った。 1.G6PT遺伝子発現Lentivirus vectorの作成 (1)G6PT1 gene cDNAをPCRにて増幅しクローニング後、塩基配列を確認した。 (2)Lentiviral vectorにG6PT1 gene cDNAを移し替えたプラスミドを作製した。(pCS-CDF-ChG6PT-PRE) (3)Lentiviral vector virusを作成し、ウイルスタイターを測定した。 2.Lentivirus vectorによるG6PT遺伝子の細胞導入 (1)健常臍帯血由来のCD34陽性細胞への導入 臍帯血からCD34陽性細胞を分離し、Lentiviral vectorを感染後、Methylcellulose培地で2週間培養後にコロニー形成能を観察した。その結果、colony形成が約500ヶほど観察された。また、GFP発現LentivectorにおけるGFP陽性細胞は顕微鏡観察で約10%ほどであった。 (2)患者由来の骨髄細胞CD34陽性細胞への導入 患者骨髄細胞からCD34陽性細胞を分離し、Lentiviral vectorを感染後、Methylcellulose培地で2週間培養後にコロニー形成能を観察した。今までのところ感染細胞に明らかな増殖優位性の獲得は認めていないが、種々の条件を検討しながら実験を進めている。
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Research Products
(1 results)