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2006 Fiscal Year Annual Research Report

世界中のどこからでも容易に依頼可能な有機酸代謝異常症の出生前診断法の検討

Research Project

Project/Area Number 17591151
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

井上 義人  金沢医科大学, 付置研究所, 講師 (20080616)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久原 とみ子  金沢医科大学, 付置研究所, 教授 (30080568)
Keywords乾燥羊水ろ紙 / 出生前診断法 / プロピオン酸血症 / マルチプルカルボキシラーゼ欠損症 / GC / MS
Research Abstract

プロピオン酸血症およびマルチプルカルボキシラーゼ欠損症の乾燥ろ紙羊水を用いた出生前診断法の確立
1,指標物質の定量法の確立:
尿中代謝産物のGC/MS分析で、乾燥ろ紙尿の試料調製法である前処理法のウレアーゼ処理法を乾燥ろ紙羊水の試料調製に応用した。
尿では濃度表示の基準物質としてクレアチニンが通常使用されるので、ろ紙に吸着させた尿疑が不明でも定量計算に支障はない.しかし、羊水ではそのような基準物質を使用せずml当りの濃度表示が通例であるため、尿の分析法をそのまま適用できないので、羊水採取現場に負担を掛けずに、採取量を把握する方法が必要であった。
1)羊水採取最の把握:採取された羊水はろ紙に吸着し、自然乾燥させて送付する方法をとるため、吸着した羊水量を正確に把握する方法を検討した,使用するろ紙は十分均質であるため、ろ紙重量から羊水の最大吸着量を求めることができることが分かった。その結果、依頼者にろ紙を送付する前にろ紙重量を秤量し、羊水採取現場ではそのろ紙に羊水を飽和するまで吸着させ、乾燥後に返送してもらうことにより、羊水採取量を把握できるようになり、対象物質の半定量が可能となった。
2)羊水を吸着させたろ紙からの抽用効率、再現性の確認:既知量のメチルクエン酸とメチルクロトニルグリシンを上記の方法で吸着させ、乾燥したろ紙を用いて検討した結果、両者の良好な抽出効率、再現性を確認した。さらに、実試料でも羊水原液とろ紙抽用液での比較検討を行い本法の実用性の確認ができた。
2,指標物質の健常催の設定:
両疾患の指標物質であるメチルクエン酸とメチルクロトニルグリシンの本法における健常値を求めた。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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