2006 Fiscal Year Annual Research Report
単純ヘルペス感染により発症する多形紅斑の動物実験モデルの開発
Project/Area Number |
17591174
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Research Institution | KYUSHU UNIVERCITY |
Principal Investigator |
師井 洋一 九州大学, 大学病院, 講師 (40264022)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉開 泰信 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (90158402)
皆川 洋子 愛知県衛生研究所, 微生物部, 部長 (70209823)
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Keywords | ヘルペス感染症 / 皮膚疾患 / 自己免疫 / 免疫寛容の破綻 |
Research Abstract |
前年度作成した(Keratin 14 promoter,ヒト単純ヘルペスウイルス1型HSV-1 glycoprotein B, intron/poly A遺伝子組み換えconstructを含む)トランスジェニックマウス作成用プラスミドをHeLa細胞にトランスフェクション(リポフェクション)し、HSV-1 glycoprotein Bを発現するtransfectantを作成した。この細胞およびHSV-1感染HeLa細胞(細胞表面にHSV-1 glycoprotein B発現する)を用いて、HSV-1 glycoprotein B peptideにより免疫したウサギより作成、精製したポリクローナル抗体の反応性を確認した。 その後外部企業に委託して、トランスジェニックマウス作成を行った。マウス前核期胚にconstructをマイクロインジェクションし、レシピエントマウスの卵管内に移植した。自然分娩にて計119匹の仔マウスが得られた。Constructの導入の有無をPCRで確認したところ、その中で少なくとも計5匹のファウンダーが得られており、現在飼育、繁殖を行っている。 また、その作業と並行して、トランスジェニックマウスの系統確立後に、組織別導入蛋白発現の検索のために行う予定であるRT-PCRやウエスタンブロッティング、皮膚組織免疫染色のための条件設定とプライマー設定、抗体の選定を行った。試験材料として野生型マウスの組織およびHSV-1感染HeLa細胞を用いた。
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