2005 Fiscal Year Annual Research Report
形態と機能画像を用いた統合失調症の客観的診断技術に関する研究
Project/Area Number |
17591201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
川崎 康弘 富山大学, 附属病院, 講師 (80242519)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 道雄 富山大学, 医学部, 助教授 (40236013)
住吉 太幹 富山大学, 附属病院, 講師 (80286062)
高橋 努 富山大学, 医学部, 助手 (60345577)
岩田 卓也 富山大学, 附属病院, 助手 (20324048)
倉知 正佳 富山大学, 医学部, 教授 (80019603)
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Keywords | Schizophrenia / Magnetic resonance imaging / Event related potential / Diagnosis |
Research Abstract |
形態画像として空間分解能に優れた磁気共鳴画像(MRI)、機能画像として時間分解能に優れた事象関連電位(ERP)をもちい、統合失調症の臨床診断に応用できる生物学的診断指標の作成を試みている。画像解析のプログラムとしては、研究用として国際的に用いられている方法、すなわちMRIはロンドン大学で開発されたStatistical Parametric Mapping(SPM)を、ERPはチューリッヒ大学で開発されたLow Resolution Brain Electromagnetic Tomography(LORETA)をもちいている。診断指標の作成は、ケンブリッジの認知脳科学研究所にてSPM用に開発された多変量解析プログラム(MM Toolbox)により、三次元の行列で示される形態と機能の計測情報に判別分析をおこなうことで、健常者と患者の判別関数を導き出す。この関数をもちい、新たな対象を判別した場合の的中率をしらべ、判別関数の妥当性を評価する。データを収集しつつ逐次、解析をおこなっているが、今年度はMRI研究では健常者と患者30例ずつの判別結果を精神科領域における神経画像国際会議において報告し、ERP研究では健常者と患者それぞれ23例を対象とした判別の結果を欧州精神医学会にて報告し、ともに学会誌に抄録が掲載された。
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Research Products
(6 results)