2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17591241
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
根本 建二 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (10208291)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮地 秀夫 東北大学, 病院・助手 (70004728)
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Keywords | 食道癌 / 化学放射線療法 / 反応予測 |
Research Abstract |
化学放射線療法で腫瘍が完全に消失するかどうかを事前に予測するために、化学放射線療法を行った症例の生検サンプルを用いて、免疫染色を行い、完全消失するかどうかを予測可能な因子があるかどうか検討を行った。4年間の予定の研究の1年目である平成17年度は、2001年10月から2004年12月までに食道癌化学放射線療法を施行した35例の治療前生検標本を対象に、免疫組織染色用のプレパラートの切り出しを行った。さらに免疫染色用の一次抗体を購入し、上記組織切片の染色作業の準備を行った。抗体は uPA(urokinase-type plasminogen activator)、線溶系活性酵素 PAI-1(plasminogen activator inhibitor-1)、溶系活性阻害酵素 Ki-67(MIB-1)分裂細胞核標識蛋白 CD34:血管内皮に発現・血管密度測定 VEGF(vascular endothelial growth factor):血管新生促進因子:低酸素状態で発現 EGFR:癌で過剰発現、細胞成長、分裂、分化の調節 Cyclin D1:食道癌で高発現、cell cycle制御、FGF dependentに足場依存性の増殖加速 p21:p53により誘導、G1 arrest,DNA修復を促す の計8種類である。 報告書作成時点で、10例分に関して染色は終了している。現時点ではエンドポイントを腫瘍の完全消失とした場合、有意な因子は認められていないが、今後症例を増やして検討していく予定である。残りの25例に関しても、染色はほぼ終了しており平成19年度に染色を完了し、免疫染色の画像解析を行う予定である。
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Research Products
(6 results)