2005 Fiscal Year Annual Research Report
CTを用いた冠動脈と心機能の同時評価・融合イメージ作成ソフトウェアの開発
Project/Area Number |
17591277
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
望月 輝一 愛媛大学, 医学部, 教授 (80145094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 敬文 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (60179124)
東野 博 愛媛大学, 医学部附属病院, 助手 (00398041)
菊池 恵一 愛媛大学, 医学部, 講師 (50304605)
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Keywords | CT / 冠動脈 / 心機能 / 融合イメージ / 3D |
Research Abstract |
造影CTにてい心周期分のデータ再構成を行い、冠動脈と心機能の同時評価を行った。 既存のワークステーション(Aquarius=ELK/TeraRecon社、Virtual place=AZE)のソフトウェアを用いてCTによる心機能解析(心筋壁収縮率、左室局所駆出率)を行い、心機能画像マップ(カラー)を作成した。別のワークステーション(Advantage Windows 4.2,GE Healthcare, Milwaukee, USA)のソフトウェアを用いてCTによる冠動脈の抽出を行った。一定の方向において冠動脈と心機能マップの3D画像を作製し、個人用のパソコンを用いて手動にて、画像の融合を行った。融合された画像が冠動脈の病変と心機能の関連を正しく解りやすく表現できているかを検討し、論文(Image fusion of coronary tree and regional cardiac function image using multislice computed tomography. Higashino H, Mochizuki T, Haraikawa T, Kurata A, Kido T, Nakata S, Sugawara Y, Miyagawa M, Miki H, Koyama Y, Okayama H, Higaki J. Circ J. 2006 Jan; 70(1): 105-109.)にまとめた。論文の結論は、「CTで得られた冠動脈のイメージをCTで得られた心機能の融合画像により、心機能異常をその責任感動脈の関係を解りやすく表現でき、非常に有用である」、というものであった。 今後は、現在手動で時間をかけて行っている作業を簡略化するための、ソフトウェアの開発についてソフトウェア会社と協議を重ねて、一連の解析作業をなるべく自動で処理できるソフトウェアを開発していく予定である。
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Research Products
(1 results)